NYプラチナ市場におけるロールオーバーは、ほぼ・・・。17:51

【大証白金】

 大証白金は、大幅反発しました。個人的に5050円は想定内の戻りと考え、5150円までは想定範囲内でしたが、昨日の5200円台は想定外の動きでした。しかも、NYプラチナ上昇要因が、見当たりませんでした。ここ数日間、同市場取組高が減少し、価格上昇していることを考慮すると、大口投機家のショートカバーによる反発と判断しています。(四半期末のポジション調整の可能性大です。)おそらく、同ポジションは、大幅買い越しになっていると予想します。

 以前から指摘していましたNYプラチナ市場におけるポジションのロールオーバーが、昨日でほぼ完了したと判断しております。結果的に、NYプラチナ10月限は、975ドルから1035ドルでロールーバーしたことになります。ここからの反応が重要になります。

(訂正)

 昨日NYプラチナが、90%の確率で戻り高値を付けたと判断しましたが、その価格を上回ったため、改めて検証していきたいと思います。しかも、本日の反発で大証白金の短期トレンドが、数日間は変化しにくくなり、早い段階での突込みは買い拾われやすいと考えます。

(今後)

 方針、相場姿勢には変わりありませんが、短期トレンドが下向きに変化しない限りは、新規売りできません。しかも、ここまで様子見をしてきたのであれば、今週末公表する米CFTC建玉明細を確認したいところです。前回のCFTCは、建玉にほとんど変化がなかったため、イメージしにくかったのも事実です。

 明日は、内外ともに四半期末であり、米PCEデフレーター控えていることから、7月初旬の動きで判断していこうと思います。ちなみに、明日のPCEデフレーターは、前回よりも低下するとの市場予想です。つまり、インフレ鎮静化するだろうとの見立てです。市場予想を上回った場合の反応が大きいと考えます。

【大証金】

 大証金は、やはり上値の重い展開になっております。昨日もお伝えしたように、NY市場で2300ドルを下回った場合、〇〇〇〇ドルまで修正する可能性があります。ただし、2日間で2300ドルを維持した場合は、再び反発する可能性があり、方向性に欠く動きをすると予想します。そのため、ポジションは控えめにしておく必要があります。

いずれにしても今は、勝負する相場ではないでしょう。

 ちなみに、本日の大証金は、前日安値11894円を下回って終えました。

【日経225】

 日経225は、本日反落しました。日本長期利回り上昇や、6月配当権利落ち日であったことから、前日比200円ほど値下がりしたようです。基本方針は、昨日と変わりありません。

 本日の反落は、想定内です。本日の空売り比率は、43.4%に上昇しています。つまり、決済は当然ながら空売りによる反落ということになります。空売りが増えますと、その買戻しで反発しやすくなります。

よって、レンジ幅を引き上げたうえで、買い主体の逆張りと考えます。常に反対に動いた場合の対応を意識しておきましょう。

 

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