今月もお疲れ様でございました。6月はいろいろと振り回されました。18:12

本日は、ご存じのようにドル円が、1986年12月ぶりに161円台を付けました。市場関係者からは、『本日は月末の最終営業日で、企業がドル建てで決済するため、円をドルに替える需要が高まっている』といった声もあがっています。

 財務省の円買い介入の目安は、2週間で4%円安に動いたところと言われております。2週間前の157.195円を本日の基準とするならば、163.48円辺りが過度な円安の評価ということになります。

【大証金】

 大証金は、大幅反発しました。ニュースでは、米経済指標が市場予想を下回り、ドル安・米国長期利回り低下による金買いが進んだとのことですが、昨日の動きを見ますと、欧州時間から買い進まれていたように思います。おそらく、フランスでは30日に第一回目下院選投票を控え、フレグジット(フランスEU離脱)を警戒した欧州勢の金買いが入ったのかもしれません。

 正直なところ、高値を買い上げるようには思えませんが、昨日お伝えしたようにNY市場で2300ドルを維持し、大証市場では12000円を維持してきたことで、2日以内に短期トレンドが上向きに変化すると考えます。そうしますと、昨日下押しの可能性を伝えましたが、その可能性は薄らいだと判断せざるを得ません。

 いずれにしましても、来週からNY市場は7月相場入りすることもあり、7月4日の米国独立記念日を意識しながら判断していきたいと思います。

【大証白金】

 大証白金は、底堅く推移しました。私自身、強気しているわけではありませんが、昨日指摘したように数日間短期トレンドが変化しないため、突込みは買い拾われやすかったように思います。

 正直、明日公表の米CFTC建玉明細を確認したいところです。前週の動向は、参考になりにくかったのも事実です。しかも、NYプラチナETFが、18日から15.58トン減少し16.79トンになっている理由も定かではありません。本来ならば、NYプラチナ市場にとって圧迫要因になる材料ですが・・・。

 ましてや、南ア・ランド上昇一服、銅価格低迷もNYプラチナにとって圧迫要因です。そのため、NYプラチナにおける大口投機家のポジションが、どれだけ偏っているか確認したいと思います。

 まだ弱気する相場ではないため、もう少し静観していきたいと思います。

【日経225】

 日経225は、39800円前後を抵抗にしているように思います。本日の反発も空売りの買戻しが入ったように思います。そこで月末の利益確定売りが入り、高値を切り下げたと解釈しています。

 ただし、まだ買いの意識を持って臨みたいと思います。来月8日、10日にはETFの売却が1兆円規模で出やすいこともあり、そのことを警戒しての利益確定売りが出やすいのも事実です。しかし、利益確定売りは相場を軽くさせます。仮に終値ベースで39800円を上回ることができれば、〇〇〇〇〇円半ばあたりまで反発すると予想しています。

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