本日、米国独立記念日。17:58

 昨日は、米ISM非製造業景況指数が、市場予想を下回ったことで、再び9月利下げが意識され、米長期利回りが低下しました。ちなみに、9月会合での0.25%利下げ確率は、66.5%です。

 ただし、明日は米雇用統計を控えております。ADP雇用統計の雇用者数は15万人増と市場予想を下回り、今回の米雇用統計の市場予想が前回数字を下回っていることから、市場予想を上回った場合反応しやすくなります。つまり、昨日9月利下げが再浮上しましたが、米雇用統計の結果が市場予想を上回った場合、再び利下げ後退となり、ドル高・米長期利回り反発が予想できます。

 

 7月4日の米独立記念日を境に、マーケットが変化することも多々あります。注意していきたいと思います。

 財務省の円買い介入目安に関しては、6月28日のブログをご覧ください。過度な円安の意味が理解できると思います。ドル円については、引き続きコメントしていきます。

 

【大証金】

 大証金は、5月20日高値12283円を一時上抜けました。米国独立記念日以降、円のポジションが変化するか注目したいところですが、仮に変化しない場合、NY市場で大口投機家が新規買いをし始めていることから、しっかりとポイントを押さえながら、買いで臨むのが良いと考えます。

 そのポイントは、7月3日高値12181円と4日安値12196円です。この15円の窓を実体線で埋めた場合は、下押しの可能性があります。しかし、この価格を下値抵抗にするケースも考えられます。そのため、この価格帯は意識しておくのが良いでしょう。

買いを意識しながら、リスクマネジメントを的確に行う必要があります。相場には、まさかの『』があります。下がらないと思っている相場ほど、下がる可能性が高いことも意識しておきましょう。リスクを最小限にできれば、自ずとリターンを得ることができます。(リスクを取らないと、リターンは得られません。)

【大証白金】

 大証白金は、堅調に推移しました。昨日は、前日高値を上回って取引終了したため、売りポジション解消となってしまいました。

 一昨日のNYプラチナ・NYパラジウムの取組高を見ますと、相場上昇に伴い、減少していました。つまり、両商品ともに、ショートカバーによる反発と判断しております。しかし、NYパラジウムが、1000ドルを割り込んでこない限り、NYプラチナの下落も期待できません。

ただし、NYプラチナの取り巻く環境が変わったわけではありません。(今週のブログに掲載しております)売り目線は変わりませんが、もう少し状況を見た上で、再度売るタイミングを探したいと思います。

【日経225】

 日経225は、3月22日の高値を上回りました。ちなみに、TOPIXは終値ベースで1989年12月高値を上回りました。相対力指数は上昇していますが、相場の過熱感は正直ありません。ただし、41000円を超えて跳ね上がった場合は、注意しておくの必要があります。

そこからは、追っかけて買いたくはありません。

ただし、そのような上昇がなく、下押しした場合は、引き続き買い拾いとします。

ご覧いただける方は、日経平均PER17.5倍以上を注意してください。

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