財務省は、11日、12日と2回為替介入を実施したと言われております。その規模は、3~4兆円とのことです。
数日間で160円を上回るかがポイントになりますが、先週12日に日銀がレートチェックを対ユーロで実施したこともあり、徹底的に為替介入に踏み切る可能性があります。注意しておきましょう。
【大証金】
大証金は、安値から切り返し、上昇しました。先週末のコメントでは、下値目安を前日安値12227円と意識することで、どこが買い場になるかイメージできると指摘しました。買い目線の中で、リスクを最小限にすることができる価格と判断したため、あのようなコメントをしました。
相場の答えは、人それぞれ異なります。私のブログでは、重要なポイントをお伝えし、それを意識したうえで、個々の判断に委ねております。
未だ、買い目線に変わりありません。先週もお伝えしましたが、やはりNY市場で大口投機家が買いポジションを増やしておりました。おそらく、未だ同筋は買いの意識を持って臨んでいるのでしょう。
12200円台で買えなかった方は、12400円台で買うにはリスクがあります。よって、高値は見送りとします。
【大証白金】
大証白金は、売り目線継続です。しかし、一気に下落するようなイメージはありません。そのため、先週も指摘しましたが、戻り(反発)があれば売り方針とします。意識すべき価格は、前日高値5174円、この価格を上回ることは考えにくいため、25日移動平均線辺りを目安にしておくのが良いでしょう。
先週末公表した米CFTC建玉明細を見ますと、大口投機家の買いポジションが前週比2318円増加し、売りポジションも3608枚増加していました。今後のNYプラチナの反発は、同筋のショートカバーによるものであり、上値は限定的と考えます。
一方、大口当業者は、買いポジションを1100枚増加し、売りポジションも650枚増加していました。結果、売りポジションは46951枚維持しております。この枚数に関しては、7月10日のブログをご覧ください。
NYプラチナが徐々に1000ドルを維持できなくなると予想します。当然、NY市場における内部要因も理由の一つではありますが、ロンドン貴金属取引所の指定倉庫の銅在庫が、2021年10月以来の高水準を記録しているようです。中国などの市場における現物需要の弱さが浮き彫りになったようです。そのため、銅価格の圧迫要因にもなりえることから、時間差でプラチナ価格にも影響してくると予想します。
よって、4月~5月相場と今の相場は全く違う意味合いを持っていると判断し、売り目線・試し売りは維持とします。
【日経225】
日経225は、41000円台で買い場探しとしました。考え方としましては、3月高値40910円を一気に上抜けたため、41000円前後が下値の目安になりました。仮に41000円前半で買った方は、ストップロスの目安を明日終値で41020円を下回った場合とします。
個人的には、もうしばらく一進一退の動きになると予想しております。ただし、7月SQ値41531円は現時点で上値抵抗になりそうです。
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