昨日の円高は、①河野デジタル相が、円安を懸念し日銀に利上げを求めた。②トランプ前大統領が、ドル高是正を示した。③ウォラー米FRB理事が、『利下げが正当化される時期に近づいている』と述べたことが要因。
これらの影響から155.38円まで円高が進みました。やや行き過ぎた円高のように思いますが、徐々にドルの上値も重くなり、いずれ150円を割り込むと予想します。もうしばらく先になるかもしれませんが・・・。
そもそも今回の円安は、6月14日に行われた日銀政策決定会合で、国債買い入れ減額を先延ばしにし、利上げも見送ったことから海外投機筋が円売りに動いたことがキッカケ。その会合前のドル円は、157.20円前後で推移していました。つまり、その水準まで円が修正したということになります。
【大証金】
大証金は、やはり安値から切り返しました。昨日のコメントでは、常に前日安値を意識し、仮に下落したとしても12300円台は買い拾われやすいとしました。本日会員サイトでは、〇〇〇〇〇円以下は買い方針と提案。ピッタリその水準で下げ止まり、結果として100円以上反発したことになります。会員サイトで、ストップロスを12210円以下にしたことから買えなかった方もいたと思います。
ただし、私が常に述べているように、相場にはリスクが付き物であり、リスクを取れない方はリターンを得ることができないと考えます。つまり、相場は怖いところで買い、安心しているところでは売る必要があります。
話は戻しますが、今回の買い玉は、現時点で利食いするも良し、ストップロスを前日安値12335円に切り上げて放置するのも良しです。気になるところは、本日の終値が前日安値12437円を下回ったことです。上昇する相場ならば、最低限前日安値を上回って取引終了すると考えます。このことは意識しておきましょう。
【大証白金】
やはり、本日も大証白金は方向性に欠く動きとなっております。ここまで堅調な理由が思いつきません。強いて言うのならば、南アの新政権が本格始動したことへの期待感なのか?ただし、南ア・ランドや南ア株価指数が上昇しているわけでもなく、不確かではあります。いずれにしても、NY市場で大口投機家が買い進むことは考えにくいと判断しております。この件に関しては、以前コメントしております。
本日の大証白金終値は、前日安値を上回りました。このことは、かなり重要なことです。安値を更新し、尚且つ安値近辺で取引終了した場合は、下降トレンドを形成します。今の内外白金は、前日高安を抜けて終わることがないため、方向性に欠く動きを演じております。
ただし、大口投機家買い・大口当業者売りの明確なポジションに変わりなく、いずれ耐えきれなくなる時期が来ると予想します。
今は、安値を弱気せずに、売りポジションを維持して様子見たいと思います。
【日経225】
日経225は、本日大幅安を演じました。昨日コメントした時間帯でも、まだ下げ余地があると指摘したように、40000円前半まで下落しました。短期間に2500円下落したことから反発も予想できますが、その反発は売り物が出やすいと考えます。
おそらく多くの投資家は、ここ数日間の上昇で日経225や大型個別株を買うことができず、本日の下落では『待ってましたの買い』が入ったように思います。ただし、この一部、若しくは大部分がリバンド狙いの買いであり、反発したところでは我先に利食いしようといった動きが出てくると考えます。
よって、もう一段突っ込むまでは、買いは控えたいと思います。仮に〇〇〇〇〇円前後まで反発した場合は、売りも考えていきたいと思います。
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