本日は、日経平均株価が大幅安となりました。昨日米大手ハイテク株の決算内容が期待外れだったことや、31日の日銀会合で日銀が金融引き締めを行うとの思惑から大幅下落となりました。
大方の日銀会合での予想は、国債買い入れ額を1年目は月4兆~5兆円に減額、2年目は2兆円~4兆円に減額するとのことです。利上げは、0.15%を予想しております。8割近く織り込んだように思いますが、同会合は31日。まだ波乱含みの展開になりそうです。
【日経225】
日経225は、ここ数日間コメントしたように、上値の重い展開になりました。昨日は、買っても買っても上がらない相場なだけに、悪性といった言葉を使いました。
本日37000円台に突っ込んでおりますが、ここからは中期的売られすぎの領域になります。そのため、37000円台からは弱気したくありません。ただし、31日の日銀会合まで、何が起こるか分かりませんので注意しておきましょう。
基本、31日までは戻り売りと考えております。売り場は、〇〇〇〇〇円前後と予想します。
【大証金】
やはり、大証金は大幅下落しました。昨日のコメントでは、私自身、買い目線の中で強気はしていないと伝え、売りたい方は私が強気していない裏返しで考えた方が良いと述べました。正直、気になっていたのは、テクニカル面もそうでしたが、NY市場における大口投機家のポジションです。同筋の買いポジション解消が不十分のように思えたことが要因です。
その通り、現在NY金時間外取引は、40ドル以上下落しております。今現在の出来高は、10万枚を上回ったところ。アジア時間から既に下落しており、NY市場に入ってからも売られる可能性があります。明日のNY金出来高が、40万以上まで増加するか注目したいと思います。
とは言え、大証金は、中期的に売られすぎです。しかし、常に最優先している短期トレンドは下向きのままで、12000円回復は困難に思えます。そのため、水準を切り下げた中でレンジ相場へ移行するように思います。
よって、ここはイメージだけを意識しながら、もう少し時間軸を見ていきたいと思います。
【大証白金】
大証白金も上値の重い展開になりました。昨日のコメントで、最優先している短期トレンドが下向き継続している中で、大証白金6月限が安値更新、NYプラチナの大口投機家買いポジション解消の動きも出ているため、さらなる売られすぎも意識するように伝えました。まさに、その状態まで下落しています。
かなり中期的には、売られすぎになっております。正直、私自身4600円台はあると思っていました。ただし、そこまで下落する理由として、NYプラチナが920ドルまで下落した場合をイメージしていました。しかし、本日の下落は、円高によるもの。ドル円が31日まで上値の重い展開になるのならば、NYプラチナの下落により、もう一段安を意識しておかなければいけません。
いずれにしても、中期的に売られすぎの領域であるため、大証金同様、時間軸を見ながら判断していきたいと思います。