円高が相場に浸透しない限りは・・・。18:30

【日経225】

 日経225は、本日物凄い動きをしました。本日の日経平均下落のけん引役は、東京エレク、アドバンテスト、ソフトバンクGです。

 正直、35000円まで下落すると予想していましたが、ここまでのスピードとは予想できませんでした。やはり、昨日もお伝えしたように、日銀が利上げしたことで、海外勢の投資資金が流出しているように思えます。

おそらくパニック的な売りではありますが、ここで考えるべきポイントは、どこまで一旦戻すかです。ここまで下落したものが、40000円まで回復するはずもなく、37300円を昨日下抜けたことを考慮すると、37000円辺りが反発ポイントのように思います。ただし、底打ちしたということではありません。底打ちは、簡単にしません。

よって、来週の動きを見ながら相場を組み立てたいと思います。

【大証金】

 大証金は、唯一反発しました。おそらく、昨日の米経済指標が市場予想よりも悪化したため、VIX指数(恐怖指数)が20ポイントまで上昇、米半導体株下落で、NY金に買いが集中したように思います。

しかし、日銀の利上げにより、ドル円が一段下のステージに突入したことを考慮すると、大証金の上値にも限界があると予想します。

 ここ数日間お伝えしていますが、円高は国際商品のコストダウンにつながります。相場上昇・下降は、NY市場次第であり、今までの大証金価格を参考にしても意味がないと考えます。

 よって、当面大証金相場は、レンジ相場に移行したと判断しています。ちなみに、7月25日安値11621円、7月31日高値11995円を意識しての逆張りトレードが有効と考えます。

【大証白金】

 大証白金は、意外に健闘したように思います。しかし、大証金同様、円高が国際商品コストダウンを招き、今はNY金価格の反発で、NYプラチナが底堅く推移していますが、工業品用途の高いプラチナに関しては、景気悪化が重しになる可能性は否定できません。

 今年の高値5482円まで上昇したからと言って、4600円台を安価と考えるのは時期尚早です。昨日は、景気先行指標の銅価格が米経済指標を受け下落、南アランドは1ドル=18ランド台と低迷、円高・株安により、大証白金の上値に限界があると考えます。

反発がないと言っているわけではありません。今の状況では〇〇〇〇円~〇〇〇〇円まで下落する可能性があるということを意識しておきましょう。リスクマネジメントをしっかり心がけることによって、次のチャンスを得ることができます。状況が変われば、またブログにてお伝えします。

よって、反発があったとしても強気せずに、安値更新するまで買いは控えたいと思います。(リバンド狙いの買いは一旦撤退とします。)

 

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