昨日の米景気先行指標総合指数は、市場予想を下回ったにもかかわらず、0.25%利下げ確率が75.5%で推移しております。そのため、再三お伝えしているように、ドル安・円高が続かなかったようです。
市場は22日からのジャクソンホール会議を注目していると思います。パウエルFRB議長の講演が重要になります。ただし、同氏がネガティブな発言をするとは思えません。おそらく、前回FOMC記者会見で述べた内容が中心になると考えます。つまり、同氏の発言で0.25%利下げが確実視されると、さらなる一段高も考えられるということになります。
【大証金】
大証金は、やはり11700円台は買い拾われたようです。全てに言えることですが、ドル円が重要になります。昨日もお伝えしましたが、今回の下落は円高によるものが大きかったわけです。つまり、円が145円と150円とでは、輸入コストが400円異なるということです。そのため、ドル円を意識しながら、大証金を買い拾うのが良いと考えます。
ただし、ストップロスは明確にしてください。一度不安定な動きになった相場は、正常に戻るには時間がかかります。そのことも意識しておきましょう。
【大証白金】
大証白金は、やはり反発してきました。昨日もお伝えしましたが、南アランド等が堅調に推移していることから、NY市場が売り叩かれにくくなっているのも事実です。しかし、反発したところを追いかけて買うのも危険です。一番内外の内部要因が悪化した商品だけに、上昇し続ける相場とは思えません。よって、安値を弱気せずに、反発〇〇〇〇円前後を今一度売りで考えるのが良いでしょう。
一方、会員サイトでは、短期〇〇方針にしました。人それぞれ時間軸のトレードの仕方が異なります。そのため、自分に合うトレードを選択するのが良いでしょう。
【日経225】
日経225は、やはり反発してきました。昨日会員サイトでもお伝えしたように、37000円前半までの突込みは想定内です。繰り返しになりますが、先物証拠金が増加している意味合いを整理しておくのが良いでしょう。
ほとんどの投資家は、8月5日安値30380円を見たことで、37000円がより高く見えます。以前にもお伝えしましたが、その大陰線を否定したということは、8月5日ロウソク足を無視するのが良いということです。そう考えると、8月2日安値35800円が、下値の目安になりやすいということになります。相場は、ロウソク足を否定して動きます。どういうことかと言うと、上昇トレンドを形成する時、必ず高値を更新するわけです。つまり、前日の高値を否定したことになります。そうなると、上昇相場が続きます。これを理解するだけで、買えなかった相場が買えたり、売れなかった相場が売れたりします。
よって、基本はレンジを意識し買い方針で臨みたいと思います。ただし、ストップロスは明確に設定しましょう。常にお伝えしていることです。