証拠金増額により、安定相場入り!?17:51

 私のブログは、思い付きでコメントしているわけではなく、全てストーリーとして客観的に分析したものになります。そのため、過去のコメントに基づいて述べており、過去のコメントもご参考にしてください。

 行き過ぎた相場以外、全て理由があります。大半の方が、その理由にたどり着けず、値ごろ感でトレードすることでしょう。なぜ相場が下落したのか、上昇したのかを分析することが重要です。

 もうしばらく、ドル円がカギを握ることでしょう。ドル安・円高=米景気減速懸念、ドル高・円安=米景気減速後退の位置づけになっております。大まかに説明しますと、145円を基準として、150円はポジティブ、140円はネガティブに作用しやすいと考えます。つまり、145円~150円のドル円は、正常な相場と判断して良いでしょう。

 ドル円が動きやすいのは、23日です。23日は、午前9時30分から衆院、午後1時から参院で委員会を開催し、植田日銀総裁が出席します。今回の株価乱高下や金融政策について、答弁することになりそうです。同日午後11時には、ジャクソンホールにてパウエルFRB議長の演説が予定しております。いずれも、市場を混乱させる内容にはならないと予想しており、安心感で若干ドル高・円安に動くかもしれません。

【大証金】

 大証金は、基本買い方針と述べております。しかも、11700円台からは買い方針とし、会員サイトではストップロスを明確にしております。利食いは、自由です。ただし一つ言えることは、中国の金購入量が減少しているということです。おそらく中国による金現物買いが一巡したのかもしれません。あとは、価格次第といったところでしょう。

そのため、為替以外で高値を買い上げる力は少ないと考えます。よって、吹き値は利食い、突っ込み買い拾うスタンスで臨むのが良いでしょう。

【大証白金】

 大証白金は、安値は弱気せずに、短期は〇〇方針。(会員サイトで、ストップロスを明確にしています。)ただし、〇〇〇〇円前後ならば売りを考えるのが良いとしました。昨日は、もう少し上値が欲しかったところです。安値を弱気していない理由と上昇しにくい理由は昨日述べましたので、割愛します。

それらに捕捉するならば、昨日ドル安にもかかわらず、NYプラチナが上昇できなかったことが、内部要因の悪化を示していると考えます。つまり、高値を買う大口投機家が不在ということになります。

 繰り返しになりますが、需給がひっ迫しているから上昇するとは限りません。需給がひっ迫=底上げです。つまり、今のプラチナは、2年間供給不足が続いています。だからこそ、NYプラチナ価格は900ドルを下回ることができません。これが需給の意味です。上昇するのは大口投機家の買いによるものであり、在庫がなくならない限り、高値では現物の売りが出やすいということも理解しておきましょう。高値を維持するのは、在庫が枯渇した時だけです。今のプラチナは、潤沢に在庫があります。

それらを踏まえながら、トレードすると、間違いが減少します。需給ひっ迫=価格が上昇すると誤った判断をすると、高値水準で買うことになります。プラチナは、大半が工業品用途であることを理解した上で、景気の影響を受けやすいということを意識しておきましょう。金とは違います。

【日経225】

 日経225は、38000円を上値抵抗にしております。しかし、私自身弱気はしていません。昨日もお伝えしたように、ある一定のレンジを意識した買いスタンスで臨むのが良いと考えます。会員サイトでは、ストップロスを明確にしています。

 繰り返しになりますが、なぜ日経先物の証拠金を増額したのか理解すると、今月初旬のような下落はないという判断になります。先物相場は、レバレッジが影響してきます。現物に対し、先物の証拠金がより小さければ、我先に手仕舞い売りが出てくることでしょう。ただし、証拠金を増額することで、そういった狼狽売りが出にくくなります。

考え方は、相場上昇時の証拠金増額=過熱を意味します。相場下落時の証拠金増額=安定を意味します。

当サイトは、商品先物取引に関して、私共の個人的な相場観を書いております。数字や予測値も個人的な見解です。本ブログの内容は、私共が信頼できると判断した情報源からの情報に基づいて作成しておりますが、その正確性・安全性を保護するものではありません。売買は必ず、ご自身の判断で行ってください。

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