こちらのチャートは、ドル円5分足になります。米経済指標を受けてのドル円を確認したいと思います。
昨日23時に米労働者から雇用統計年次改定の発表がありました。(2023年4月~2024年3月)それによりますと、290万人増加していた労働者数に対し81.8万人下方修正してきました。そのことを受け、ドル円が乱高下した後、徐々にドル安の動きとなりました。
そして、本日午前3時にFOMC議事録が公表されました。サプライズ的な内容は無かったものの、7月会合で大半のメンバーが9月利下げに前向きであったことと、数人のメンバーが7月会合で0.25%利下げを支持していたことが明らかとなり、ハト派的に受け止められ、ドル安=円高が更に進むこととなりました。
これらの結果を受け9月0.25%利下げ確率は、64%と前日の71%を下回りました。おそらく、7月に利下げを支持していたメンバーがいたことから、市場は0.5%利下げもあり得ると解釈したように思います。
昨日もコメントしましたが、145円がドル円の分岐点と考えます。150円以上のドル高・円安は考えられません。ここからのポイントは、FRBが次回会合で0.25%か0.5%か、どのくらい利下げするかになります。利下げ幅が大きいほど、市場は米国景気が減速していると判断することでしょう。おそらく今の状況では0.25%利下げが濃厚と考えます。そうならば、ドル円は145円~150円で推移することでしょう。
【大証金】
大証金は、一時11700円を下回りました。お客様、会員様は、会員サイトをご覧いただき、ストップロスの目安を下回ったことで、買い玉をロスカットした方もいたと思います。ただし、私はあくまでも終値ベースです。それならばどうすれば良いかですが、仮にストップロス目安の〇〇〇〇〇円を立会時間で下回った場合、リスクマネジメントで決済するのも良いと思います。ただし、終値が〇〇〇〇〇円を上回ったのならば、夜間取引で再度買い直しと考えます。あくまでも終値ベースですが、やはり評価損は気にするべきです。大きな損失になるケースがありますので。
やはり、円高の影響が大きいようです。昨日も述べたように、中国人民銀行の現物購入が一巡したため、NY金の上昇にも限界があるように思います。ドル円が145円~150円の5円異なるだけで、輸入採算価格は400円変わってきます。おそらく、NY金の大幅下落は考えにくいため、今はドル円を取引している感覚で、大証金のトレードを行うのが良いと考えます。
大証金の買い玉は維持したまま、ストップロスの目安は終値ベースで〇〇〇〇〇円以下に変更します。
【大証白金】
大証白金は、やはり上値も重いようです。南ア・ランド、南ア株価指数が堅調に推移していることから、NYプラチナも底堅く推移すると予想しましたが、前回もコメントしたようにNY市場で買い煽るプレーヤーが不在であるため、伸び悩みを見せております。考えてみてください。ドル安は、NYプラチナにとって買い要因の一つです。それでもNYプラチナは、上げ幅を縮小させます。円高の影響を受けていることは、NYプラチナの上昇力が弱回っていることになります。
短期は〇〇方針変わりありませんが、〇〇〇〇〇円前後まで反発した場合は売りも考えていきたいと思います。
【日経225】
日経225は、38000円を維持し始めました。基本は、買い方針で考えております。会員サイトでは、ストップロスを明確にしています。
30370円まで下落したものが、38000円台まで反発しているので弱気するのは構いませんが、既に大底を打った相場であるため、意地にならないようにしてください。
相場の流れに敏感になる必要があります。どうすれば敏感になれるかですが、大天井42490円、大底30370円であり、今回12120円幅下落したことになります。その半値戻しは36430円であるため、この水準を上回った時点で考え方を切り替えるべきでしょう。
そのような意識で臨むと、相場に対する願望が弱回ることでしょう。