天井と底の見極め方法。18:25

 8月26日のブログでは、『相場の基本・カラクリを意識したうえで・・・。』と題してコメントしました。繰り返しになりますが、リスクマネジメントをする中で、一番重要なことはロウソク足を理解することです。一番最悪なケースは、8月初旬のように安値で決済せざるを得ないことです。

https://first-traders.com/metal/15213/

 8月27日のブログでは、『為替は、国内商品をトレードするうえで重要な存在。』と題してコメントしました。ドル円の方向性を見誤ると、トレードが困難になると指摘しました。状況の変化を察知することが重要と述べました。

https://first-traders.com/metal/15224/

 本日は、天底についてコメントしたいと思います。私は、天井を打った相場は底を打つまで安いと考えます。反対もしかりです。どのようにして天底を見極めるかですが、一つは万人が強気した場合は天井を打ち、万人が弱気した場合は底を打ちます。その見極め方は、価格上昇時に大陽線を演じた場合は注意が必要です。その反面、価格下落時に大陰線を演じた場合も注意が必要です。(もうはまだなり、まだはもうなりの格言です)前者の大陽線は、市場が強気になった証です。ちなみに、低価格時の大陽線は、下値抵抗=底値圏を意味します。同じロウソク足ですが、価格水準によって意味合いが変わります。後者の価格下落時の大陰線は、市場が弱気になった証です。このことは、いつの時代も繰り返します。大陰線で買うことは困難ですが、弱気しないことをお勧めします。

つまり、『人の行く裏に道あり花の山』という格言のように、人と同じことをしても儲からないということです。万人が強気をしたところは強気せず、万人が弱気したところは弱気せずです。ロウソク足の重要性を改めて認識していただきたく思います。

 

 もう一つは、上昇トレンドとは、下値を切り上げながら高値更新していることを言います。相場が上に向かっている内は、天井を打ちません。その流れが変わった場合に天井と判断することができます。その見極めは、上昇トレンドの場合、いつも言うように終値ベースで前日の安値を下回った場合です。ここで90%天井と判断することができます。そして、その後高値を更新できなくなれば、100%天井確定です。反対もしかりです。テクニカルを色々見るより、ロウソク足の意味を知ることで、相場の流れを確認することができます。

『しまったは仕舞え』の相場格言のように、相場の方向性を間違えたことに気づき、意地になって取引することが少なくなると思います。まずは、相場を見極めるのが一番です。値ごろ感は無用です。安いか高いかは、マーケットが決めることです。

【大証金】

 大証金は、昨日コメントしたように、11700円台の買い玉を一旦11750円で決済しました。少し様子見たいと思います。エントリーは、前日高値を上回って終えた場合、新規買いとします。

 明日午前5時20分に米エヌビディア決算発表があります。正直、その結果を見ないと何とも言えませんが、ドル円が大きく動く可能性があります。注意していきたいと思います。

 私の信用している短期トレンドは、もう少し下向き継続するように思います。そちらも重視したいと思います。

【大証白金】

 大証白金は、本日大引け4407円(6月限)で、4450円以下の買い玉を処分しました。やはり、上値の重い相場でした。昨日も指摘しましたが、NY市場で高値を買い煽るプレーヤーが存在しない一方で、NY銅・NYパラジウムが堅調に推移していたため、NYプラチナも堅調な動きを見せていました。しかし、そのサポート要因だった銘柄も本日マイナス圏に沈んだため、NYプラチナが950ドルを割り込むこととなりました。(時間外取引)

しかも、大証市場では、前日安値を下回って終え、今は買う相場ではないと判断しております。3銘柄のうち、一番反発力の弱いプラチナであるため、注意が必要です。

【日経225】

 日経225は、37000円前半の買い玉を維持したままです。しかも、前日高値を終値ベースで上回りました。これは買い継続のサインです。ただし、明日米エヌビディア決算発表を控え、ここは現状維持とします。

ちなみに短期トレンドは、〇〇き継続中です。

当サイトは、商品先物取引に関して、私共の個人的な相場観を書いております。数字や予測値も個人的な見解です。本ブログの内容は、私共が信頼できると判断した情報源からの情報に基づいて作成しておりますが、その正確性・安全性を保護するものではありません。売買は必ず、ご自身の判断で行ってください。

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