大証白金は、上値の重い要素と底堅い要素が存在する。18:02

 こちらのチャートは、上海総合指数日足になります。ご覧いただいてお分かりになる通り、右肩下がりです。昨日と本日の下落は、銀行株の値下がりが要因とのことです。

先月末、中国5大金融機関のうち4行は、第2四半期決算で減益を発表しました。金利低下で利益が圧迫したようです。にも拘らず、中国当局は配当を増やし市場を支えるように求めたと言います。

 正直泥沼化しているようにも思えます。上海総合指数の下落により、銅価格やプラチナ価格、日本株へも影響を及ぼしていると考えます。今後も注視していきたいと思います。

【大証金】

 大証金は、やはり前日の高値を上回ることができませんでした。正直なところ前日高値を上回って終えない限り、積極的な買いは見送りとします。ただし、昨日もお伝えしたように、11700円台で新規買いした方は、明日終値11766円を下回るようならば撤退するのが良いでしょう。その意識づけがトレードには必要です。

 私のサイトは、初めから大きく狙うことが目的ではありません。まずは、反対に動いた時の対応を意識しながら取り組む手法です。そのポジションに利益が出始めた場合は、常に前日高・安を当日終値で下回るか確認しながら保有していきます。結果、利益を伸ばすことはできたとしても、初めから大きく狙うことはありません。人によっては、物足りないかもしれませんが、ご了承ください。

 話は戻しますが、未だ金は買い目線で考えております。リスクマネジメントだけを意識したうえで、エントリーしたいと思います。

【大証白金】

 大証白金は、やはり上値が重かったようです。上海総合指数が安値更新したことにより、景気先行指標のNY銅価格が下押しし、NYプラチナも終始上値の重い展開となりました。ただし、以前からお伝えしていますが、NYプラチナ920~930ドルは弱気したくないゾーンです。しかし、前日安値を2日間下回って終えたことは、市場の弱さを主張していると考えます。

 短期トレンドは、本来1日~1日半後に変化すると予想していましたが、直近安値を下回ったことで、もうしばらく下向きトレンド継続し、反発には時間が必要かもしれません。

とは言え、ロンドン現物価格とNYプラチナ価格の差は1ドルまで縮小しています。以前は、10ドル割高だったNYプラチナであるため、ここにきて大口投機家が弱気しているように思います。

 よって、〇〇〇〇円台までの反発は無条件で売り方針としますが、それ以外は様子見とします。昨日もお伝えしましたが、NYプラチナが天井を打って3か月半経過しているため、安いところを弱気したくありません。

【日経225】

 日経225は、やはり39000円を維持することはできませんでした。おそらく、今週まで持ち合い相場が続くと考えます。来週は、9月限SQを控えていることもあり、大手投機家のロールオーバー(限月乗り換え)も行われ、来週水・木曜日は大きな変動が考えられます。そのため、37000円前半の買い玉は、常に前日安値を下回って終えた場合決済としますが、そうならないとしても今週末には処分したいと思います。

 ドル円については、イベントだけ注意しておきましょう。6日米雇用統計は、非農業部門雇用者数が市場予想を下回るか、失業率が悪化するかが重要です。いずれも悪い内容であれば、市場は0.5%利下げを意識し、ドル安・円高に動くことでしょう。ただし、その答え合わせは、17日・18日のFOMCです。既に、0.5%利下げを織り込んだのであれば、同イベント発表後にドル高・円安に動く可能性があります。しかし、そのイベントで注目するのは、ドットチャートです。年末までの米政策金利中央値と来年末中央値が重要になります。それ以外は思惑やポジション調整であるため、一方向に動きにくいと考えます。あまり、一喜一憂しないようにしましょう。

ちなみに、0.5%利下げを織り込んだと判断する材料は、フェドオッチよる0.5%利下げ確率です。これが、70%を上回ると織り込んだと判断して良いでしょう。今は、0.5%利下げ確率が31%、0.25%利下げ確率は69%です。

 

 

当サイトは、商品先物取引に関して、私共の個人的な相場観を書いております。数字や予測値も個人的な見解です。本ブログの内容は、私共が信頼できると判断した情報源からの情報に基づいて作成しておりますが、その正確性・安全性を保護するものではありません。売買は必ず、ご自身の判断で行ってください。

その他の貴金属銘柄記事