ドル円に関する分析は、昨日のブログをご参考にしてください。
本日は、ウォール・ストリート・ジャーナルが、9月FOMCで0.5%利下げも検討すると報じたことで、9月0.5%利下げ確率が41%(昨日14%)に上昇、年内1.25%利下げが再浮上し、ドル円は141円を割り込むこととなりました。やはり、米国政策金利の思惑で、ドル円は波乱含みの展開となっております。
来週は、中央銀行ウィークです。なかでも、FOMCが重要です。
【大証金】
大証金は、レンジ相場を意識しておりましたが、本日そのレンジを上抜けました。以前からご覧になっている方は、当ブログで一切売りは考えていないことをご理解して頂いてると思います。つまり、レンジ相場でも買いしか考えておりません。
本日、前日高値を上抜けて終えたことで、押し目買いを意識したいと思います。押し目の目安は、先日までのレンジ上限です。そのあたりがポイントになると予想します。為替の動向が気になるところではありますが、あまり円高の影響は受けないように思います。
ただし、前日の安値を下回って終えた場合は、ロスカットを意識することをお勧めします。その繰り返しです。そのように考えると、いつ、どのタイミングで買うべきかイメージしやすくなると思います。相場は、まずイメージです。一方向だけのイメージではなく、『万が一・・・なったら』のイメージです。
【大証白金】
やはり、NYプラチナは反発してきました。NY銅・NY金の影響もあるかと思いますが、先日の需給見通しでNYプラチナ900ドル台を弱気する理由が一つなくなりました。景気に影響を受けやすい商品ではありますが、地上在庫が100トンを割り込むとの見通しは、実需筋からしても安易に売りにくくなったように思います。(あとは、現物価格次第です。)
しかも、WPICプラチナレポート公表後のNYプラチナ取組高・出来高を見ますと、当然大口投機家のショートカバーが発動していると思いますが、おそらく同筋の新規買いも入っているように思えます。
それに加え、FOMCでドル円がどのように評価されるかです。私の予想では、一旦ドル高・円安に動くと見ています。ただし、日米中央銀行が、金融政策を転換させたことで、ドル円の流れに変化はないものと考えます。
よって、短期は買い継続、NYプラチナ価格とドル円の水準を確認しながら、大証白金吹き値は売りも視野に入れようと思います。おそらく、大証白金は当面の底打ちしたと考えます。ただし、相場下落と相場上昇とはエネルギーの消費が違います。
昨日、売りを検討する材料として、大口投機家のポジション動向と、ドル円の水準と述べました。それに加え、プラチナ現物価格とNYプラチナ先物価格の乖離にも注目したいと思います。ちなみに、今はNYプラチナ先物価格が1ドル割高です。過熱すると、この価格差が拡大してきます。
【日経225】
日経225は、本日反落しました。9月限メジャーSQ値は、36906.92円でした。当面この価格が上値抵抗になりそうです。ちなみに、日経平均株価指数を対象に確認してみてください。日経225の12月限は対象外です。
個人的には、当面の底打ちをしたと予想しております。ただし、3連休前ということもあり、様子を見ています。
私のイメージでは、徐々にボラティリティが小さくなるように思います。そのため、まだ高値を強気する相場ではないと考えます。
前日の高安と9月限SQ値は、必ず意識しておきましょう。それに付け加えるのならば、空売り比率も常に確認した方が良いでしょう。空売りが増えると、相場は下がりにくくなります。