東京金は、短期・長期買い。短期の目標は低い。

東京金週足

東京金は、いまだ買い方針継続とします。以前からお伝えしていますように、トランプ大統領の政策への不安感から、金に買いが入っている模様です。それを表しているのはNY金の取組ではなく、米国金ETF保有残高の増加です。今月に入りまして、19.58トン増加しております。NY市場に置き換えますと、100トロイオンス(NY金の売買単位)であるため、1万7000枚の買いが入ったことと同じ意味合いになります。そのため、NY金は1200ドルを維持していると言えるでしょう。

 しかも、WGC(ワールド・ゴールド・カウンシル)の調査によりますと、昨年の投資需要は前年比7割増加となっておりました。昨年は、イギリスがEUを離脱したことや、米国ではトランプ氏が大統領に選ばれたことから、株価が乱高下し、そのため投資需要が増加したと考えられます。

 上記のチャートは、昨年の東京金の週足になります。昨年は、4100円~4200円が買い拾われていることが理解できます。ただし、その反面4500円~4600円が売られていることも理解できます。今の相場では、その水準が限界ではありますが、大きな流れを考える上では、3月14日から15日のFOMCや、4月のフランス大統領選で、大きな動きが出ると考えております。

 その前に短期的な見方を考えますと、底堅い動きが予想されます。上値を大きく見ているわけではありませんが、〇〇〇〇円を下値の抵抗として、〇〇〇〇円を目指して買われることでしょう。内外共に過熱感がないため、下げは限定的かと予想します。

※会員募集中。2週間無料となっているため、お気軽にお申し込みください。

当サイトは、商品先物取引に関して、私共の個人的な相場観を書いております。数字や予測値も個人的な見解です。本ブログの内容は、私共が信頼できると判断した情報源からの情報に基づいて作成しておりますが、その正確性・安全性を保護するものではありません。売買は必ず、ご自身の判断で行ってください。

その他の貴金属銘柄記事