レンジを意識し、逆張り買い主体。18:06

 本日朝方、FOMC議事録が公表されました。

その議事録によると、参加者全員が利下げを支持していたようです。その内訳は、11対1の票決で0.50%の利下げが決定され、1人だけが0.25%利下げを主張していたようです。投票権を持たない参加者(計7名)のなかにも、0.25%利下げを主張する者もかなり存在していたようです。

 昨日も指摘しましたが、年内0.5%利下げ路線の中で、ここまでドルが堅調に推移することは疑問でしたが、おそらく市場は年内0.75%利下げ確率がゼロになったことを評価しているのかもしれません。私は0.5%利下げだけを意識していたため、0.75%利下げはほとんど無視していました。

 FOMC議事録を受け、本日年内0.75%利下げ確率がゼロ(前日9.8%)になりました。

 本日は、米CPIコア指数の発表があります。市場は、インフレが鎮静化を予想しています。ドル円が反応するのは、市場予想を上回った場合と考えます。仮にそうなると、150円を上回る可能性があるため、本日は注視したいと思います。

【大証金】

 大証金は、本日堅調に推移しました。しかし、昨日も述べたように、NY市場の投機家がドーンダウンしているため、円安だけでは上昇力に乏しいと考えます。基本は、買い方針ですが、〇〇〇〇〇円~〇〇〇〇〇円レンジ幅で、当面は推移するように思います。

 12620円前後の買いは、引き続き3日前の安値12536円を下回って終えた場合、いったん撤退とします。

【大証白金】

 大証白金は、本日堅調に推移しました。会員サイトでは、本日リバンド狙いの買いは見送りました。なぜならば、前日の安値より大分乖離があったため、買いの提案はしませんでした。しかし、私がリバンド狙いの買いと述べているのには、それなりの理由があり、仮に米国時間であってもチャンスだと思ったときは、枚数を調整し、買ってみるのも良いと考えます。あくまでも、私はヒント、方向性を述べているだけであり、トレードしているのは個々の投資家になります。

 さて、今後の展開ですが、NY市場で大口投機家が、おそらく3日間売り叩いたと考えています。昨日も指摘しましたが、同筋の手仕舞い売りより新規売りが多くオーダーされたように思います。990ドル以下から売り叩いていると考えており、仮に990ドルを上回ると、一旦1000ドル越えがあると予想します。しかし、同筋の買いポジションの調整によっては、再び売り物が出やすいかもしれません。考え方としては、どれくらいのレンジ幅を意識するかになります。正直私は、先週NYプラチナ1020~960ドル、大証白金4800円~4550円レンジを予想していました。

 ちなみに、ミクロで見た場合は、本日大証白金が、前日高値4623円を上回って終えることができなかったことや、短期トレンドが下向きに変化したことを考慮すると、2日~3日間は上値の重い展開を予想します。ポイントとしては、14日スポーツの日、15日あたりのように思います。

 よって、引き続き4500円台は弱気せずに、日柄を待って、再度買い場探しとします。

【日経225】

 日経225は、3日間寄付(よりつき)以降、利食い売りで上値を削っています。昨日衆議院を解散し、27日投開票日になりますが、過去のアノマリーで見ると、この間の日経平均上昇確率は90~100%のようです。正直、私はアノマリー信者ではありませんが、そういうのでヘッジファンドが動くケースもあるようです。

 さて、今後の展開ですが、私は一定レンジを視野に置き、買い主体で臨むのが良いと考えます。選挙期間中も当然上げたり下げたりすると思いますので、お客様・会員様は会員サイトの予想レンジを参考にしてください。

※会員ご希望の方は、会員サイトのサンプルをご参考にしてみてください。(お知らせ)回帰トレンドの見方もアップしましたので、ご参考にしてみてください。

当サイトは、商品先物取引に関して、私共の個人的な相場観を書いております。数字や予測値も個人的な見解です。本ブログの内容は、私共が信頼できると判断した情報源からの情報に基づいて作成しておりますが、その正確性・安全性を保護するものではありません。売買は必ず、ご自身の判断で行ってください。

その他の貴金属銘柄記事