昨日の米国CPIコア指数は、市場予想範囲内であり、ほとんど相場に影響はありませんでした。しかし、同時刻の新規失業保険申請件数が市場予想を上回ったことで、ドル安・円高に多少反応したようです。あまり気にすることはないと思います。
その後、アトランタ連銀総裁が、11月会合で『利下げを休止すべきかもしれない』との発言が伝わり、ドル高・円安に反応しました。
このようなネタで、ドル円が上下に振れたようです。今後のドル円ポイントは、年内0.25%か0.50%利下げかです。0.25%利下げが有力となれば、ドル円は150円を上抜ける可能性があります。0.50%利下げのままならば、144円~149円レンジが居心地の良い水準と考えます。
いずれにしても、私は以前から述べているように、一旦ドル安・円高は底打ったと判断しています。
【大証金】
大証金は、堅調に推移しています。ようやく12620円前後の買い玉が、プラス評価となりました。ここで知っておいてもらいたいのは、常に私は前日安値、若しくは8日安値を終値ベースで下回った場合、買い玉のストップロスとしてきました。下押しはあったものの、下落する相場でないため、結果的にストップロスは成立しませんでした。このことを意識していただければ良いと思います。ただし、相場ですので、リスクを避けたいといった方は、以前にも述べたように、その安値(8日安値)若しくは前日安値をストップロスに設定し、仮にそのストップロスが成立したにも関わらず、終値でその安値を上回った場合は買い直しをするのが良いでしょう。相場には『執念』は必要ありませんが、『信念』は必要です。『諦め』と『諦めの悪さ』を上手く融合させると、マイナスをプラスに変えることができます。
話を戻しますが、会員サイトでも述べましたが、短期トレンドが緩やかな下向きになっており、今はその上限まに達しています。おそらく、2日間は反発したところで売り物が出やすいと予想します。ただし、買い目線に変わりはありません。今ある買い玉は、吹き値でいったん利食いするのも良し、若しくはストップロスを8日安値12536円に設定し様子見るのも良しです。
相場の流れが変わるまでは、買い方針継続とします。
【大証白金】
大証白金も堅調に推移しました。思ったよりも早い段階で、4650円を上回ったように思います。これで、前日・前々日の高値を上回って終えました。
昨日のサイトでは、NY市場で990ドル以下から大口投機家が売りポジションを増やしていたとの予測で、990ドルを上抜けるとそのショートカバーが発動し、1000ドルを上回る可能性があると指摘しました。(昨日のサイトをご覧ください)953ドルの安値を付けてから987.85ドルまで反発しております。おそらく、安値を売った大口投機家のショートカバーが出たように思います。ただし、990ドルを上回れるかが重要と考えます。
今後の展開ですが、会員サイトで述べましたが、短期トレンドは下向きになっており、2日間は変化がないと判断していることから、一気に上昇するとは思えません。しかし、今のプラチナ環境では950ドルを下回ることは困難と考えているため、やはり900ドル台は弱気したくありません。とは言え、1000ドルを上回り上昇し続けるとも思えないため、今はレンジ下限を引き上げながら突っ込み買い方針と考えます。当然吹き値・反発は利食いを意識するのが良いでしょう。
【日経225】
日経225は、39700円以上が上値抵抗になっていたように思います。ちなみに、10月限のSQ値は39701.93円です。この価格を日経平均株価指数が上回るようならば、あっさり40000円を付けてくることでしょう。ただし、40000円台は強気する相場ではないと考えております。多少なりとも時間が欲しいように思います。
基本は買い方針、お客様・会員様は会員サイトをご参考にしてみてください。おそらく、昨日の会員サイトをご覧頂いた方は、39000円前後で買い拾ったように思います。今は、大きな相場を狙わずに、逆張りトレードをするのが良いでしょう。
仮に40000円を突破した場合は、レンジ下限を引き上げます。
※会員ご希望の方は、会員サイトのサンプルをご参考にしてみてください。(お知らせ)回帰トレンドの見方もアップしましたので、ご参考にしてみてください。