金、白金共に、11月相場に備えるポジション取り。17:59

昨日の米フィラデルフィア連銀製造業景況指数と米小売売上高が、市場予想を上回ったことから11月会合で据え置き予想が10%上昇し、ドル円は150円を上回ることになりました。市場は、ソフトランディング(軟着陸)の期待が高まっておりますが、このまま円安が続くとも思えません。むしろ、年内日銀は1回の利上げを行うのではとの憶測も出ており、今後もドルと円の綱引きになりそうです。

 ドル円は、150円を上回りましたが、私の予想では引き続き150円~145円レンジを維持していきたいと思います。

【大証金】

 本日大証金は、大幅高となりました。本日の会員サイトでは、12620円前後の買い玉を13100円以上で利食い方針としました。売りという考えはありませんが、13000円は超えると予想しており、13100円以上は中・短期で買われすぎであるため、利食いの提案をしました。

 もう一つの理由は、こちらになります。あくまでも参考程度にしてください。

 こちらのチャートは、大証金日足になります。今回の上昇は、2段上げ相場と考えます。9月9日安値を出発点とし、9月27日の高値を一回目の上昇と考えると、13日間の日柄を経て上昇したことになります。続いて、10月1日安値を出発点とし、本日までが13日間の日柄です。そのように考えると、いったん利食いをして様子見るタイミングと判断しました。

 相場の流れが変わったわけではないため弱気していませんが、今後は前日の安値を下回って終えるかに注目したいと思います。ただし、短期トレンドが上向き継続しているため、すぐには下回ることはないでしょう。

【大証白金】

 大証白金は、やはり金高がサポート要因になっているように思います。NY金が高値更新したことで、NYプラチナに大口投機家の新規買いが散発的に入っているように思います。ただし、昨日も述べたように、大口当業者(現物取扱業者)は、大口投機家が買ったところを売ります。おそらく、同筋の売りポジションは更に増加していると思います。

基本は、未だ突込みは買われやすいものの、4800円台は強気せずに様子見とします。

 本日は、大まかな大証白金相場をイメージしていただきたく、月足チャートで説明いたします。頭の片隅に入れておいてください。

 ご存じのように、2020年コロナショックで、大証白金は1843円まで下落しました。私は、昨年から何度かコメントしていますが、2020年を境に、高値更新しているのが現状です。ただし、前年高値を更新して下落した相場は、その年の天井であることも事実です。(2024年10月時点では)

 簡単にお伝えしますと、2021年に4524円まで上昇し、翌年22年には前年高値を上回り4633円を付けました。しかし、2022年に前年高値を上回ったのは、その一回だけです。23年も前年高値を上回り4740円を付けたものの、前年高値を上回ったのはその一回だけです。2024年は、前年高値を上回ったものの、前年高値4740円を現時点で上回っております。ただし、今年の高値を年内更新することは考えられないため、5月ごろにもお伝えしましたが、5000円以上のロウソク足は今年いっぱい視野に入れない方が良いと考えます。

 先週末、私は、大証白金4600円~4850円レンジ、NYプラチナ970ドル~1010ドルレンジ予想していました。レンジ上限を若干上回ったものの、NYプラチナ価格の上昇が期待できない現状で、上昇し続けるとは思えません。そのため、先ほども述べたように、4800円台はラッキーと思い利食い方針、そして11月相場を待ちたいところです。

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