昨日、一部エコノミストは、米国経済が今後も強く進展するため、FRBが11月FOMCで利下げを見送る可能性が強まっていると指摘したことで、11月据え置き確率が上昇し、ドル円は151円台まで浮上しました。
ここで、もう一度整理しておきましょう。
今年0.5%・来年ならば1.0%利下げならば、ドル円145円~150円レンジが予想できます。FOMCは、11月6日・7日です。その前に、米雇用統計、米大統領選が予定しています。つまり、まだドル円は、上下の揺さぶりがあると予想します。とは言え、11月0.25%利下げ確率は、依然9割を占めております。
【大証金】
大証金は、本日も大幅高となりました。NY市場で大口投機家が新規買いしているように思います。昨日は、ドル高・米国債利回り上昇したにもかかわらず、NY市場はプラス圏を維持しました。投機的な動きが、このような相場を形成しているように思います。
以前からお伝えしているように、底堅さは実需の動向によるものであり、過熱・行き過ぎの相場は投機的な動向によるものです。ただし、高値更新している内は、修正安を意識しても仕方がありません。
私は13100円以上から様子見としており、ここから注目したいのは前日安値を内外で下回って終えるかです。おそらく、私の予想では、数日間は買い拾われやすいと考えているため、やはり11月に入ってから修正安を予想します。
【大証白金】
大証白金は、本日も堅調な動きとなりました。やはり、NY金が堅調に推移しているため、NYプラチナ市場に大口投機家の買いが入っているように思えます。先週の火曜日時点(先週末CFTC建玉明細に基づき)では、取組高は72967枚でした。その時のNYプラチナ価格は、終値で996.6ドルです。ちなみに、NY金価格は、終値で2678.9ドルでした。
そして、そのNYプラチナが、1024.5ドルまで上昇したことで、取組高は78451枚まで増加したことになります。15日から比べると、5484枚増加です。おそらく、大半が大口投機家の買いによるものと、私は判断しています。
一方、NY金は16日~18日の3日間で51.1ドル上昇しました。私の考え方は、今のNY貴金属市場をけん引しているのは、NY金だと考えます。つまり、アルゴリズム取引が行われているように思えます。
私自身は、4800円以上から買いは見送りとしているため、やはり来月の修正安に期待して待ちたいと思います。ちなみに、大口投機家が買っている=大口当業者(現物取扱業者)は売っていることになります。このことは、常に意識しておく必要があります。
【日経225】
日経225は、やはり上値の重い展開になっています。先週、オランダの半導体製造メーカーASMLの弱気見通しをきっかけとし、更に27日の衆院選で与党が議席数を減少させる懸念があり、上値が重くなっていると思います。しかも、今月末から来月中旬にかけ、日本企業決算発表があり、下振れの可能性は高まっていると考えます。
先週から述べているように、中・短期トレンドは下向きです。そのため、依然として戻りは売られやすいと考えます。
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回帰トレンドの考え方