内外プラチナは、80%以上の確率で当面の天井と判断。18:24

 本日、日銀金融政策決定会合がありました。市場予想通り、日銀は政策金利を0.25%維持としました。日銀展望レポートでは、『引き続き政策金利を引き上げ、金融緩和の度合いを調整していく』とのタカ派文言で、為替は円高に振れるこにとなりました。

 その後の植田日銀総裁記者会見で、今後は『時間的余裕』を使うことはないと言い、毎回の会合で金融政策の調整を判断すると述べたことで、更に円高に進みました。

【ドル円を整理】

 何でもかんでも材料にすることはできません。とりあえず、ドル円を整理しておきましょう。28日にも述べたように、日銀が7月会合で利上げし、ドル円は153.81円~153.89円で上値を抑えつけられました。そのため、余程のことがない限り、155円は困難と予想しました。

 今回153.87円までのドル高・円安は、米大統領候補トランプ氏が優勢であることから、輸入関税引き上げ=インフレ再来→米長期金利上昇→ドル円上昇という流れでした。ある程度織り込まれたように思えます。しかも、7月日銀会合後の153.89円で抑えられたことになります。これは、偶然ではなく、必然的な動きと考えます。

 なぜならば、日銀は0.25%利上げを既に表明しており、FRBは年内0.5%・来年1%利下げを表明しています。これ以上の動きがない場合、140円を下回るドル安・円高になりにくいと思いますが、両中央銀行の金融政策に変化がない限り、円安に動くことは困難と考えます。

 以前トランプ氏が大統領時代、ドル指数は、88~104ポイントで推移していました。今のドル指数は、103.8ポイントです。これを見ても、トランプ氏が仮に大統領選出したからといって、ドル高・円安が進むとは思えません。

むしろ、米大統領選以降、ドル安・円高に注意したいと思います。

ドル円に関しましては、引き続き28日のブログもご参考にしてください。7月ドル円チャートを掲載しています。

【大証金】

 大証金は、時間外取引で下落してきました。本日の会員サイトでもお伝えしましたが、一切買いは考えておりません。繰り返しの話になりますが、今の金相場は実需の買いというより、投機的な買いによる上昇であり、未だ11月下落・修正安を予想しています。

 今現在(17:20)の大証金下落は、50%が円高によるものであり、私は基本NY金の修正安を予想しております。円高とNY金安が重なると、それなりの下落があるかもしれません。

 ただし、少し予想していたより早く下落してきたこともあり、幾分戻りがあるかもしれません。

 よって、買いは考えずに、NY市場の修正安を待ちたいと思います。

【大証白金】

 大証白金は、正直私が予想していたよりも早く下落してきました。本日、会員サイトでも述べましたが、内外プラチナが80%以上の確率で天井を打ったと判断しています。そのため、買いは一切考えず、来週早々売りと思っていた矢先に、4800円台まで下落してきました。

 以前から私は、5000円以上の大証白金は予想外と述べてきました。なぜならば、5000円以上は買われすぎの領域だったからです。ましてや、5月上昇時よりも大口投機家がNYプラチナを大量に大口投機家が買っていることや、それにもかかわらず5月高値を上抜けなかったことから、いずれ大幅下落すると予想していました。そのタイミングは45日前ルールである11月中旬までと考えていましたが、月末に大幅下落してきました。

 

 ここからの考え方は、高値を覚えたことや幾度も上昇していた相場なだけに買いを意識しがちですが、5000円以上が買われすぎと考えれば、4900円後半からは売りを考えても良いと思います。そういった反発があるか分かりませんが、私はNYプラチナ1000ドル割れた場合、大口投機家の手仕舞い売りが出始め、一気に下落する可能性が高まります。つまり、1000ドルが今後のポイントということです。

 よって、大証白金の反発を売り狙いとします。

 高値を買うのは大口投機家、安値を売るのも大口投機家です。

【日経225】

 日経225は、39000円を割り込んできました。本日の会員サイトでは、39000円割れを買い拾い、前日安値を下回って終えた場合は撤退としました。

ここで戻れない場合は、一先ずノーポジションにしたいと思います。ただし、今は予想レンジ内で推移しており、買いポジション維持とします。

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