米大統領選から一夜明け、マーケットはやや冷静さを取り戻したようです。しかし、ドルは二番煎じ狙いの買いが存在しているように思います。
なぜ、米トランプ大統領が再選したからと言って、リスクオンになるのか不思議です。正直、私自身、かなり振り回された記憶があります。当たり前のことですが、必ず相場は裏付けのある動きをします。しかし、トランプ政権になると、突発的な動きに振り回されます。
来年以降からは、当然米国ファーストを掲げ、日本を含めた海外の輸入品に関税を課すことが予測でき、日本企業にもダメージがあるように思います。
明朝4時にFOMCで米政策金利の発表があります。
0.25%利下げは変わらないと思います。来年からトランプ米大統領が就任し、インフレ再燃が予想できるため、それに対応するため政策金利を引き下げる必要があると考えます。
私が懸念しているのは、来年以降、商品価格が上昇できるか否かです。
【大証金】
大証金は、やはり修正安を演じてきました。本日の下落は、行き過ぎた相場の修正であり、通常の相場に戻したことになります。ここからです。
昨日、NY市場出来高が40万枚を上回ったことで、かなり買い方大口投機家が投げ売りしたように思います。おそらく、ドル高と中東情勢・ロシアとウクライナ戦争の終結期待のように思います。
昨日のドル高・円安は予想外でしたが、NY金はある程度の価格まで修正してきたように思います。しかし、投機的な動きを見せたドル円の修正も必ずあると予想しております。そのため、大証金は、もう一段安をイメージしています。よって、未だ様子見で臨みたいと思います。
昨日は、修正安を意識するうえで、前日高値を上回って終えるかが焦点と述べました。しかし、本日は、修正安が続くかの判断として、前日安値を下回って終えるかを確認するのが良いでしょう。
【大証白金】
大証白金は、昨日ドル高・NY金安の影響からNYプラチナが970ドル台まで下落しましたが、深夜0時05分から一気に切り返しを見せました。全ての金融商品が、この時間帯に切り替えしておりますが、正直理由は分かりません。NYプラチナが安値から20ドル切り返したのは、おそらく大口投機家・大口当業者の買戻しが入ったのかもしれません。
ただし、私は未だ内外ともに売り方針で考えたいと思います。なぜならば、NYプラチナ下落時での大商いが見られないため、未だ大口投機家は大量に買い玉を維持していると予想します。しかも、ドル円が投機的な動きをしており、いずれ修正すると予想しております。
よって、4900円以上の売り玉は、前日高値を上回って終えない限り、維持していきたいと思います。
【日経225】
日経225は、本日冷静な相場に戻ってきました。しかし、まだトランプ次期大統領への期待感が強いようです。今月は日本企業中間決算が続々と発表されます。ピークは、14日です。その前に、明日は11月限マイナーSQ値の発表があり、米大統領決定で日本株を買うとの理屈は徐々に緩和されることでしょう。
先ほども述べたように、日本企業決算発表を終え、EPS(一株当たり当期純利益)が伸び悩むようならば、今の日経平均株価が割高になります。そうなりますと、やはり40000円の壁が分厚くなります。
よって、もうしばらく様子見をしながら、方向性を探っていこうと思います。
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