やはり、金融商品全体的に上値が重かったようです。短期トレンドは、会員サイトをご覧ください。
今朝方、パウエルFRB議長が、『経済は利下げを急ぐ必要性を示していない』『経済好調の中、我々は慎重に決定を下すことができる』と述べたことで、12月利下げ見通しが後退し、更にドル高となりました。ちなみに、12月FOMCで0.25%利下げ確率は、62.6%(前日82.5%)に低下しました。
既に、市場は年内0.00~0.25%利下げ、来年0.25%~0.50%利下げを意識しているように思います。(FRB見通しは、年内0.25%利下げ、来年1.00%利下げ)つまり、12月FOMCが重要ということです。(12月17日~18日)それまでは、米景気指標が重要と考えます。(12月FOMCのドットチャート)
ちなみに、私の信用しているチャートでは、本日朝方のドル円は買われすぎの領域です。私は、今でも円高に動くと予想しておりますが、米下院で共和党が過半数議席を獲得しても、ドルが売られないことを考えると、もうしばらく状況を見守るしかありません。
ただし、今回の米長期利回り上昇は、世界景気を冷やす懸念があると考えます。近い将来、米国株が急落する可能性があると予想します。
【大証金】
大証金は、やはり上値を買うプレーヤーがいなかったようです。下げ止まったと考えるのは時期尚早です。私は、これから更に修正安を演じると予想しております。そのため、引き続き買うつもりは一切ありません。
繰り返しになりますが、11月中旬まではファンドの45日前ルールに加え、11月中旬からNY金市場で徐々にロールオーバーが行われると考えます。大口投機家の買いポジションが大量であるため、売り圧力の方が強くなると予想します。
おそらく、買い場は12月FOMC前後のように思います。今回の米長期利回り上昇・ドル高は、NY金市場の圧迫要因になることでしょう。ましてや、中国・インドの需要が減少している中で、今までのように上昇することは困難と考えます。
【大証白金】
大証白金は、やはり上値が重かったように思います。常にお伝えしていますが、4900円台の売りポジションのロスカットは、終値ベースで前日高値4731円以上でした。この価格を上回ると、数日間反発することも予想できましたが、結果上回ることができませんでした。
私が、プラチナを売り方針にした理由は、内外ともに天井を打ったと判断したことに加え、NY市場で大口投機家のネットロング(買い越し)が5月上昇時よりも増加したこと、11月からファンドの45日前ルールで売り物が出やすいと考えたからです。すると、11月の米大統領選後、中国景気不安、NY銅価格下落、ドル高・南アランド安、南ア株指数下落など、更にプラチナの圧迫要因が出現してきました。(明日公表の米CFTC建玉明細は、必ずチェック)
ここ最近、NYプラチナが下げ渋っているのは、おそらく中国実需が若干買っているからだと思います。それにしても、いつもより少量です。
そのように解釈したうえで、米長期利回り上昇が気になり、米国株下落を予想していることもあり、引き続き売りスタンスを維持していきたいと思います。
よって、4900円台の売りポジションは、前日高値を上回って終えた場合のみ決済とします。
【日経225】
日経225は、やはり上値が重かったように思います。基本は、売り方針です。39650円の売りポジションは、前日高値を上回って終えるまで、そのまま維持とします。
どうしても米長期利回り上昇が気になります。(利回り上昇しているにもかかわらず、楽観していることが分かりません)そこに対し、米株式上昇も気になります。市場が前のめりになっているように思えます。
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