昨日は、プーチン露大統領が核ドクトリンの改定を承認し、核兵器の使用基準を緩和したとの報道で、NY金16ドル、NYパラジウム29ドル上昇しました。
【大証金】
大証金は、本日も大幅高になりました。私が見誤ったのは、ファンドの45日ルールが終了し、さらに大口投機家の手仕舞い売りが出ると予想していましたが、今月に入り同筋買いポジションが5万枚減少（366636枚→316225枚）したことから、強材料を待っていたようにも思います。
しかし、私は未だ修正安の時間帯であると考えます。ただ、短期トレンドが上向きになっており、数日間堅調な動きを想定した上で、依然として〇〇〇〇〇円までの修正安を予想します。
金の場合は、買うか、買わないかの選択のみであり、今は様子見ということになります。
【大証白金】
大証白金は、本日も堅調な動きを見せました。やはり、NY金・NYパラジウムが上昇する中で、NYプラチナにおける投機筋のショートカバーが連日ヒットしているように思います。
一昨日、NYプラチナ取組高は、前日比1233枚減少していました。相場上昇＝取組減少＝投機筋のショートカバーが考えられます。（相場上昇＝取組増加＝投機筋の新規買い）
今でもNYプラチナを強気するつもりはありません。（当然、大証白金も）大口投機家のネットロング（買い越し）が増加していることをイメージすると、近い将来梯子外される可能性があります。8月下落もそうでした。ただし、昨日も述べたように数日間は堅調な動きになると考えており、もう少し相場動向を見ながら売りを考えたいと思います。
よって、売り目線継続とします。（売るか、売らないかの2択ということです。）
※相場が作られていると思う瞬間が昨日ありました。それは、昨日の終値4826円から夜間取引の時間帯で4754円を2回付けたことです。ここ4日間（13日～18日）の高値4754円を19日に上回り、昨日はその高値を下値抵抗にしたということは、教科書通りの動きと言えるでしょう。昨日安値4754円は17時台と18時台に2回付けています。ここを買い拾った投機筋がいたのでしょう。つまり、この価格が重要ポイントになります。
【日経225】
日経225は、昨夜37700円台まで下落しました。しかし、相場の切り返しも凄まじいですね。明朝エヌビディアの決算発表を控え、本日夜間取引は様子見の動きになると予想します。
ただし、依然として売り方針に変わりはなく、昨日もお伝えしたように、若干ズレ込むかもしれませんが、近い将来NY株式市場のまとまった下落があると予想します。しかも、本日も市場は弱気しておりません。弱気していないということは、安心しているということになります。安心が一番危険です。
よって、38650円の売りポジションは、引き続き前日高値を上回って終えた場合のみ決済とします。
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