本日、大証金は、午前9時以降から160円以上上昇しました。かなり、過熱感はありますが、前日高値を上回って終えた以上、今は静観するしかありません。
NY金と円安が、大証白金のサポート要因となり、大証白金は堅調な動きとなりました。
12月FOMCで0.25%利下げ確率は、55.9%まで低下しています。このことが、ドル高を招いていたようですが、なぜ昨日利下げ確率が低下したのか正直分かりません。
ただし、今はFOMCというよりウクライナ・ロシアリスクに目が向けられているように思います。
こちらのチャートは、ユーロ・ドル週足になります。ここまでユーロが低下することは予想できませんでしたが、米次期大統領にトランプ氏が選ばれたことや米国経済好調からユーロ安・ドル高となっております。昨日も若干触れたため、詳しくは割愛いたしますが、1ユーロ=1.0400ドルを下回ると、パリティと言われる1ドルまでユーロが下落する可能性もあります。
2022年9月までユーロが下落したため、NY金も米国株も下落した経緯があります。そこは注意しておくべきでしょう。私が近い将来、米国株下落を予想していた理由の一つです。ただし、多少ずれ込む可能性があります。
こちらのチャートは、NY銅週足になります。NY銅価格もユーロ下落に伴って、2022年は大幅下落しました。景気先行指標として扱られる銅価格が、4ドル(1ポンド)を下回った場合は、さらに下落する可能性があります。しかも、徐々に上値を切り下げていることを考慮すると、時間の問題と考えます。
是非、頭の片隅に入れておいてください。
【大証金】
大証金は、本日も大幅高となりました。日本市場から欧州市場にかけてNY金が大幅上昇していることから、すこし過熱しているようにも思えます。
ただし、冒頭でも述べたように、更なるユーロ安・ドル高の可能性がある以上、飛びつき買いは避けたいと思います。私がイメージしている価格まで下落しないようならば、当分の間買いは控えたいと思います。
注意すべき点は、やはり前日の高値を上回って終えたか、前日安値を下回って終えたかになります。日々のコメントを参考にしてください。
【大証白金】
大証白金は、大証金上昇によって、下値をサポートしたように思います。昨日も述べたように、今の主役は金です。当然、金次第の動きになります。なぜならば、9月のWPICプラチナレポートでも、金価格が上昇していることによってプラチナの投資人気が増加するとの見通しを出しておりました。NY金価格が上昇すると、NYプラチナにおける投機筋は売りにくくなります。
ただし、私は未だ大証白金が〇〇〇〇円まで下落すると予想しています。冒頭で述べたように、NY銅価格下落がいずれNYプラチナの下値を切り下げると予想しています。ユーロ安も同様です。(NYプラチナにおける大口投機家大量買いポジション維持も下落要因)
よって、本日は新規売りできませんでしたが、再び売り狙いで臨みたいと思います。つまり、売り目線継続ということです。
【日経225】
日経225は、安値からかなり切り返しを見せました。私は、常に売り方針としておりますが、利食いは自由です。あくまでも、この内容はシミュレーションであり、分かりやすくしているだけです。
常に最悪の状況を想定した上で、前日高値を上回ったら決済としています。新規売りをして、ある程度下落したところでは利食いも考えておいた方が良いでしょう。
冒頭でも述べましたが、米国株式市場下落がずれ込む可能性があり、今はレンジ相場を意識しておくのが良いでしょう。万が一、前日高値を上回って終えた場合を意識しておけば、問題は無いと考えます。
基本は売り方針変わりありません。未だ、38650円の売りポジション維持。
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