相場は、ゼロサムゲーム。17:28

 本日は、ポイントのみコメントいたします。

【大証金】

 ようやく大証金は、下落してきました。先週末公表の米CFTC建玉明細を見ますと、2565ドルから2675ドルまでの上昇は、大口投機家のショートカバーがメインだったように思えます。その後もNY市場の取組高が減少していることを考慮すると、同筋の新規買いはほとんど入っていないように思います。

 本日の大証市場見ましても、戻り高値を打ったとは言えません。ただし、NY市場で前日安値2694.5ドルを下回って終えると、NY市場では上昇一服感となり、大証金も上値が重くなると予想します。全ては、NY市場の動向次第です。

 基本、『金』は買うか、買わないかの2択です。ただし、金価格上昇で現物買いが減少している中、再び修正安があると予想します。それまで様子見とします。

【大証白金】

 やはり、大証白金は、金次第の動きになりました。先週末公表の米CFTC建玉明細を見ますと、予想外に大口投機家の新規買いが入っていたことが確認できました。おそらく11月18日の大陽線(946.2~974.5ドル)は、同筋新規買いがメインだったように思います。この大陽線がポイントです。

 私が、大証白金を弱気している最大の理由は、NY市場における大口投機家の大量買いポジション保有です。繰り返しになりますが、同筋が弱気したところは買い場となり、強気したところが売り場になります。今では、NYプラチナ価格が1000ドルを割り込んでいるにもかかわらず、以前買い増しした分も含めると8000枚近く手仕舞い売りが出ても不思議ではありません。

 相場は、ゼロサムゲームです。誰かが儲かると、誰かが損をします。現物と紐づけしていない大口投機家は、必ず反対売買をしてきます。これが、相場の原点です。

 よって、本日も新規売りはできませんでしたが、基本は売り方針・売り目線で考えていきたいと思います。(本日も前日の安値を下回って終わらなかったため、新規売りのサインは点滅しませんでした。)

【日経225】

 日経225は、大引け値段で38650円の売りポジション解消となりました。短期トレンドが、上向きに転換したため、当面は短期買い方針とします。

 ただし、ストップロスを前日安値以下に設定してください。私は、一方向に動く相場ではないと考えます。私の考え方は、以前38500円~37500円レンジが、38500円~39500円レンジに変化しただけのように思います。

そのため、大まかなレンジ相場を意識した上で、突っ込み買い方針とします。

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