本日、トランプ次期米大統領が、SNSで中国製品に10%、メキシコとカナダにも25%の追加関税を課す方針を表明したことで、日本株が大幅下落しました。
一方、バイデン米大統領とマクロンフランス大統領は近く、イスラエルとヒズボラ(レバノン武装組織)の停戦を発表するとの報道から、NY金・NY原油が大幅下落となりました。
【大証金】
大証金は、大幅安となりました。やはり、現物需要で反発した相場でないため、下落幅も大きいように思います。以前にも述べた通り、中国とインドの輸入量が減少しております。今回(2595ドル~2743ドル)のNY金上昇も、正直、腑に落ちない買われ方をしていました。
おそらく、大証金直近安値12750円を下回るように思います。NY市場では2500ドル台定着するように思います。そうならない限り、乱高下が続くと考えます。
よって、『金』は買うか、買わないかの2択の中で、引き続き買わない・様子見の選択をします。
【大証白金】
大証白金も大幅安となりました。やはり、NY金の下落がNYプラチナの下げ足を速めたようです。
私は、今月に入り、大証白金は売り方針を継続してきました。多少のアヤはありましたが売り目線を維持してきました。おそらく、私のブログを見ていただいている方は、新規売りできなくとも、高値買いにはならなかったように思います。
本日15時にWPICプラチナレポートの公表がありました。第3四半期であるため、かなり信ぴょう性が高くなったように思います。そのレポートによると、2024年の供給不足を32トンから21トンへ修正、地上在庫は93トンから111トンに上方修正しました。(2025年の需給見通しも公表していましたが、相場に影響ないものと考え省略します)重要なことは、地上在庫と考えます。価格は、そのモノの価値です。高値を実需が買うのであれば、そのモノの希少性が必要になります。そうでないならば、価格を下げて実需を呼び込む必要があります。(値が荷を呼ぶの反対です)
私は、今回のプラチナ下落に関し、NY市場における大口投機家の買いポジションの多さを主張してきました。昨日もお伝えしたように、現物と紐付していない同筋は、いずれ反対売買にて決済するしかありません。価格が下落することにより、その買いポジションの評価マイナスが拡大、日本のように追加証拠金で耐えることをしない欧米投機筋は、手仕舞い売りを行ってくることが予想できます。
しかも、昨日のNYプラチナ出来高を見ましても推定29527枚と、決して大商いとは言えません。8月5日出来高は58267枚、9月3日出来高は49164枚です。このくらいの出来高は必要と考えます。
よって、売り目線継続とします。
【日経225】
日経225は、大幅安となりました。しかし、本日会員サイトでは、38200円以下を新規買いと提案しました。この買い玉のロスカットは、明日終値で前日安値38030円を下回ったときとします。
昨日も述べたように、一方向に動きにくいように思います。しかし、米国株が高値圏で推移していることに加え、VIX(恐怖)指数が14ポイント台と低迷していることから、完全に米国市場は楽観ムードになっていると思われます。相場は、楽観・安心=危険であり、下振れのリスクには注意が必要と考えます。
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