12月相場、未だ波乱含みな展開を予想。18:02

 訂正:先週末のコメントで、11月30日公表の米CFTC明細を確認すると述べましたが、米国感謝祭(11月28日)のため、明日午前8時ごろの公表になります。

 28日に行われた植田日銀総裁のインタビューで、追加利上げの時期について『データがオントラック(想定通り)に推移しているという意味では近づいていると言える』と述べたことで、12月0.25%利上げが濃厚となりました。この件に関して、30日に日経新聞電子版で報じています。

 ドル円は、更に下落すると予想しております。日銀の利上げ報道はありましたが、ドルは依然堅調なままとなっております。FRBによる0.25%利下げが濃厚になると、150円が上値抵抗になると予想します。

【大証金】

 大証金は、予定通り下落してきました。先週もお伝えしましたが、未だ修正安の道中であり、NY市場の取組高が減少している限り、上昇しにくいと考えます。実需の買いが減少しているため、実需を呼ぶこむ必要があるとして、一段安を予想しています。

 考え方に変わりはありません。引き続き買いは見送りとします。

 私の予想では、NY市場で2500ドル台まで修正安を演じると考えます。大証金は、為替次第ではありますが、〇〇〇〇〇円~〇〇〇〇〇円まで下落すると予想しております。(会員サイトには既に掲載中)

ちなみに、『金』は、買うか、買わないかしかコメントしていません。

【大証白金】

 大証白金は、やはり4600円台まで反発しましたが、その後は予想通り反落しました。繰り返しの話になりますが、国内相場が上昇するためには、NY市場の上昇が不可欠です。NY市場が上昇できない相場は、国内相場も上昇できません。

米CFTC建玉明細を確認してから、NY市場の下値を予想していきたいと思いますが、未だ売り目線で対処していきたいと思います。5188円の高値を付けた後は、4900円台が安く感じてしまいます。更に4700円~4800円も安く感じ、気が付くと4500円台です。これが相場の魔物です。相場の流れは重要です。安いか安くないかは、マーケットが決めることです。高いか高くないかも同じです。行き過ぎか行き過ぎでないかは、テクニカルで見分けることができます。

 過去のブログをご覧いただくとご理解できると思いますが、私は11月に入ってから内外プラチナは天井を打ったと判断してきました。そのため、売り方針、売り目線でお伝えしてきました。新規売りできなかった方も居たと思いますが、相場の流れが変わったのに気づければ、大きな失敗もないと思います。

 ちなみに、直近で言えば、9月初旬~中旬に底打ちとお伝えしていました。4800円以上からは、過熱し始めていたため、利食い中心の話をしました。上昇している間は、売りの話は一切していません。今回も同じです。下落している間は、一切買いの話はしません。

 繰り返しになりますが、天井は投機筋が買うものであり、底は投機筋が売るものです。そのことは、常にご理解して頂ければと思います。つまり、米CFTC明細とその後のNYプラチナの取組高・出来高が一番重要ということになります。ニュース等で判断するのは、投機筋です。つまり、投機筋の動向を予想することが必要です。

一つの目安とするのならば、12月12日のECB理事会、同月19日(日本時間)FOMC、日銀金融政策決定会合と考えます。ユーロ、ドル、円の動きに注視していこうと思います。

【日経225】

 日経225は、38000円を維持しております。再三述べていますが、38200円以下の買いポジションについては、利食い自由、ストップロスは終値ベースで37990円以下とします。

 正直、今後も方向性に欠く相場展開を予想しております。ただし、米国株の動向が未だ気になるところです。12月に入り、イベントに神経質になりやすい時期であることから、いつ手仕舞い売りを仕掛けてきても不思議ではありません。

 そのような動きになったとしても右往左往しないポジション取りをしていきましょう。12月は、勝負する時期ではありませんので。

※会員登録について。

 無料会員サイトであり、同業他社の外務員会員登録を防ぐため、必ず電話にて確認をさせていただいています。

 無料会員登録に数日間かかることもあります。数日間経っても連絡がない場合は、会員登録見合わせということになります。ご了承ください。

当サイトは、商品先物取引に関して、私共の個人的な相場観を書いております。数字や予測値も個人的な見解です。本ブログの内容は、私共が信頼できると判断した情報源からの情報に基づいて作成しておりますが、その正確性・安全性を保護するものではありません。売買は必ず、ご自身の判断で行ってください。

その他の貴金属銘柄記事