やはり、中国中央経済工作会議では、具体的な内容は出ませんでした。しかも、中国不動産の不良債権処理には、かなり時間が必要になることでしょう。
昨日のECB理事会の結果は、ご存じのように、0.25%引き下げで決定しました。一部の報道によりますと、次回2回の会合で0.25%ずつの引き下げを実施する準備を整えているとのことです。つまり、今後0.5%利下げの可能性があるということです。今回の会合でも0.5%利下げの話し合いがあったようです。
そのため、ユーロ安・ドル高の動きになりました。日銀の今月利上げ見送り観測に加え、中国政策当局がトランプ次期大統領による通称関税引き上げに備え、2025年は人民元安を容認することを検討していると報じられたこともドル高要因と考えます。
【大阪金】
大阪金は、やはり一旦調整したように思います。昨日のコメントでは、投機筋がNY市場で買い煽っているように思えたため、一日様子見としました。しかし、本日の会員サイト8:54では、短期トレンドの変化が予想できなかったこともあり、13200円以下は買い方針と提案しました。おそらく、瞬間13200円割れがあったものの、ほとんどの方は買えなかったように思います。買えた方は、利食い自由です。常に前日安値を下回って終えた場合は無条件で決済とします。
未だ短期トレンドは上向きです。しかも、前日安値を下回ることなく終え、週足では前週高値を上回ったこともあり、突込みは買い方針継続とします。あとは、NY市場での出来高に注意するのが良いでしょう。
【大阪白金】
大阪白金は、やはり下落してきました。昨日は、プラチナ現物価格とNYプラチナ1月限の価格差が12ドル拡大していることをお伝えしました。つまり、NYプラチナが割高ということです。ただし、本日は4ドルまで縮小しました。本日の大阪市場を見る限り、ドル円と連動していたように思います。
基本は売り目線で考えておりますが、未だ短期トレンドは上向きであり、目先4600円割れは抵抗すると考えます。ただし、再三述べているように、大口投機家の買いポジションが減少しない限りは、上昇は限定的と考えます。相場格言で『山高ければ、谷深し』とありますが、この格言の意図を考えて下さい。山が高いのは投機筋が買うからになります。その山で需給を織り込むと同時に下落相場に移行します。この下落相場は、投機筋が買ったものを手放すからです。つまり、まだ下落が終わっていないということになります。
強気相場は、『悲観の中で生まれ・・・』の格言があるように、一切市場は悲観的になっていません。悲観とは、全てが下落することを意味し、相場が底を打つときは弱材料が蔓延しています。つまり、そういった状況になっていないということは、反発に限界があり、キッカケ次第で投機筋の手仕舞い売りが出てくると考えます。
【日経225】
日経225は、予想以上に下落しました。本日の12月限メジャーSQ値は39434.85円でした。本日の日経平均株価は、SQ値を上回って終え、この水準を維持する限りは、弱気できないということになります。
しかも、短期トレンドは上向き継続しており、今は弱気する相場ではないでしょう。よって、前日安値を下回って終えるまでは、買い方針継続とします。
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