投機筋は、多くがトレンドフォロースタイル。17:44

本日から2日間、FOMCが開かれます。再三述べているように、0.25%利下げは、ほぼ100%織り込まれています。市場は、来年2回(0.5%)利下げを予想しています。これが、基本ベースです。そのため、ドットチャートが重要になります。

 FOMC後、同日、日銀金融政策決定会合の発表があります。大方、12月利上げは見送られるとの予想になっております。しかし、10月31日日銀会合後の植田総裁記者会見では、記者から時間的余裕があるのかと質問を受け、金融政策は毎回会合で判断すると応えています。つまり、12月利上げを否定するものではないということです。

いずれにしましても、私が決めることではないので、結果を見届けたいと思います。

【大阪金】

 大阪金は、本日反発しました。会員サイトでは、ストップロスを前日安値に設定し、利食いは自由とコメントしております。利食い成立した方、利食いせずに買いポジションを維持している方いらっしゃると思いますが、前日安値を下回って終えた場合は、一旦買いポジション解消とします。

 今回のNY金上昇は、中国景気刺激策期待や中国人民銀行による7か月ぶりの金購入で、投機筋が買い煽ったものと考えます。しかし、先週末の下落で投機筋の手仕舞い売りが炸裂したようです。つまり、再び好材料が出ない限り、NY金価格が2700ドルを維持するのも困難と考えます。

 とは言え、安くなると中央銀行による金買いが入りやすいのも事実です。この中央銀行の買いは、長期スタンスの買いであるため、相場を支える要因になります。

 このような現物の買いが入ると、下値を切り上げることが考えられます。現物筋は逆張りです。投機筋は順張りです。安値を買うのは現物筋、投機筋ではありません。中には、短期トレードを目的で買う投機筋もいるかもしれませんが、そもそも投機筋はトレンドフォローでの運用スタイルです。

【大阪白金】

 大阪白金は、一時100円高以上まで買い進まれました。正直、1日で4650円まで反発するとは思いませんでした。昨日のアジア時間で中国現物筋の買いが入り920ドル台で推移した中、商いが薄い21時頃に思惑買いが入ったように思います。その動きに応じて、売り方大口投機家のショートカバーがヒットしたと推測します。

 ただし、私は繰り返しコメントしますが、大口投機家の買いポジションが重要と考えます。この買いポジションが減少しない限り、次の新規買いが入りにくいと考えます。強気相場は、悲観の中で生まれます。つまり、大口投機家の売りポジションが買いポジションを上回るか、それとも同等枚数になるかがポイントです。売り込んだ・弱気したものがショートカバーをし、新規買いをすることで大相場を作り上げます。

 相場は、投機筋の動向で、右往左往します。現物筋の動向で、底堅くも上値重くもします。世界中のトレーダーは、米CFTCのポジションを把握しており、私だけが、このことを伝えているのではなく、プラチナ市場が伝えていることをご理解して頂きたく思います。

 ここまでマイナス評価の買いポジションが決済しないのは記憶にありませんが、その買いポジションが減少しない限りは、伸びしろが小さいと考え、売りポジション維持とします。この売りポジションは、前日高値を上回って終えた場合、一旦解消とします。

【日経225】

 日経225は、本日上値の重い展開になりました。会員サイトでは、39400円の買い玉を前日安値を下回って終えた場合決済としながら、利食いは自由とお伝えしました。

 私は、常にストップロスをお伝えするのは、トレードの目安、相場の見極めるポイントだからです。利食いは、個々の欲やトレードスタイルがあるため、そこには触れません。

 しかしながら、本日、日経平均株価が、12月限SQ値を下回って終えたため、一旦買い玉決済とします。このことは、昨日もお伝えしています。

※会員登録について。

 無料会員サイトであり、同業他社の外務員会員登録を防ぐため、必ず電話にて確認をさせていただいています。

 無料会員登録に数日間かかることもあります。数日間経っても連絡がない場合は、会員登録見合わせということになります。ご了承ください。

 

当サイトは、商品先物取引に関して、私共の個人的な相場観を書いております。数字や予測値も個人的な見解です。本ブログの内容は、私共が信頼できると判断した情報源からの情報に基づいて作成しておりますが、その正確性・安全性を保護するものではありません。売買は必ず、ご自身の判断で行ってください。

その他の貴金属銘柄記事