日米金融政策を確認したい。17:59

 明日4時にFOMC、同日正午ごろは日銀会合の結果が出ます。昨日のコメントをご参考にしてください。いずれにしても結果を見届けたいと思います。

【大阪金】

 大阪金は、本日反落しました。そのため、会員サイトでも伝えしましたが、13144円の買いポジションは大引けで解消となりました。

 昨日も指摘したように、NY市場で12月9日~11日にかけ取組高が27522枚増加しました。取組増加=投機筋買いにより上昇した相場が、この3日間で取組高が24399枚減少しています。取組高減少=投機筋の手仕舞い売りが炸裂したようです。取組増加は投資資金流入を表し、取組減少は投資資金流出を表します。

 投資資金が流出している中、NY金が上昇するとは思えません。昨日も指摘したように、現物筋の買いは底堅くさせますが、勢い良く上昇するには投機筋の買いが不可欠です。

しかも、前日安値を下回って終えたこともあり、ここは様子見とします。金の場合は、買うか、買わないかの2択でコメントしています。売りは考えません。

【大阪白金】

 大阪白金は、本日堅調に推移しました。金融商品全般に下落した中、内外プラチナは堅調な動きを見せました。やはり。16日の中国筋の現物買いと同日21時ごろの思惑買いが底堅くさせているのかもしれません。

ただし、評価基準はそこではありません。NY金価格が3日間で97ドル上昇したにもかかわらず、NYプラチナは20ドルしか上昇できませんでした。未だ950ドル以下の水準です。VIX指数が13ポイント台でも上昇できないことが評価する点です。つまり、投機筋の買いが大量に存在し、同筋が買いを増やせない現状です。

 先ほども大阪金で述べましたが、相場が上昇するには投機筋のエネルギーが必要です。私が何度もお伝えしているのは、このことです。例えば、良好な材料にも拘らず、相場が下落することがあります。なぜか考えましょう。つまり、投機筋がその良好な内容を既に意識し、買いポジションを増やしたため、結果が出た時点で売る行為をするからです。以前にもお伝えしましたが、私たちは先取り取引をしているのです。今ある材料は、あまり意味がないということです。知ったら終い』の相場格言は、そういう意味になります。

 正直、内外プラチナはレンジ相場に移行しています。NY市場の取組高は、15日にコロナショック前以来の10万枚越えになりました。これは、1月限から4月限へのロールオーバーを見越したスプレッド取引が参入したからであるものの、いずれ取組高は減少してくると予想します。先ほども述べたように、取組高が減少=投資資金流出=相場下落要因になるため、底堅さを意識するのではなく、上値の重さを意識した方が良いと考えます。

よって、引き続き売り方針としながら、売りポジション維持とします。ただし、前日高値を上回って終えた場合は、売りポジション解消とします。

【日経225】

 日経225は、やはり上値の重い展開となりました。昨日、39400円の買いポジションを解消しました。12月限SQ値を日経平均株価が終値で下回ったことや、日経平均PERが16倍超えたこともあり、ここ数日間上値の重い展開となりました。しかも、空売り比率が39.2%と低水準であることも、相場が反発できない要因の一つと考えます。

それらも踏まえ、日経225が前日安値を下回ったこと、短期トレンドが下向きに変化したことから、買いは考えません。

よって、FOMCと日銀会合を控えているため、一日様子見とします。

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