短期トレンドが上向き継続している間は様子見。17:42

 本日商い閑散の中、午前中に加藤財務大臣が『(為替で)行き過ぎた動きには適切に対応する』との円安けん制発言したことで、ドル円は157円前半で推移しております。

ここからは、市場参加者が減少するため、26日までは大きな動きはないものと考えます。25日の植田日銀総裁講演でも反応は限定的のように思えます。いずれにしても、すぐには円高に動きにくいように思います。

 個々でのトレードの仕方は様々あります。私のブログは、常に価格を見ることができる方を中心にコメントしています。相場は順張りだけが正しいわけではありません。状況次第では逆張りの手法も有効です。なかなか相場を見ていられない方は、ポイント・ポイントでの逆張りも重要ということを敢えてお伝えします。

 一番してはいけないことは、お金の無駄遣いです。投資資金を有効に活用することが大事であり、自分で管理することが重要です。つまり、安易な逆張りはお勧めしません。

【大阪金】

 大阪金は、市場参加者が減少する中、堅調な動きを見せたと思います。明日からは欧米がクリスマス休暇に入るため、25日、26日は大きな動きは無いと考えます。そのため、ここは短期トレード重視で臨むのが良いと考えます。いずれにしても、短期トレンドが上向きに変化しているため、レンジ相場の中で買い主体のトレードが良いでしょう。

【大阪白金】

 大阪白金は、本日も反発しました。引き続き中立の考えです。短期トレンドが上向きになっているため、正直弱気することはできません。ただし、繰り返しになりますが、NY市場における大口投機家の買いポジションが56000枚以上存在していることから4700円台を買う気にはなれません。

 23日からNYプラチナの中心限月が4月限に移行し、ほぼ1月限から4月限へのロールオーバーが完了したと考えます。ここからは4月限で考える必要があり、12月9日~13日の価格は975.2~935ドル、12月16日~20日の価格は929.0~960.5ドルです。つまり、この価格帯でそれぞれロールオーバーが行われたことになります。

 ちなみに、昨日大阪白金が何と連動しているか分からないとコメントしましたが、本日はプラチナスポットと連動していたように思います。今の主なプラチナ価格を見ますと、プラチナ現物とプラチナスポット、大阪白金は、ほぼ同水準です。現物価格よりもNYプラチナ価格は12ドル割高になっております。

 少し難しい話をしますが、ロールオーバーを行う前の1月限と4月限の価格差は10ドルありました。2週間の間で15ドルに拡大した時もありましたが、結果的にはほぼ同価格まで縮小しました。

 私が危惧しているのは、先ほど述べたようにNY市場が牽引していける相場なのか否かです。一昨日まではプラチナ現物価格が押し上げた相場のように思えました。しかし、昨日はNYプラチナが牽引した相場のように思えます。その結果、プラチナ現物価格とNYプラチナ価格との差が、3.5ドルから12ドルに拡大しました。

よって、27日以降の相場に注目していきたいと思います。

【日経225】

 日経225は、上値の重い展開になりました。本日の会員サイトでは、短期トレンドが下向きである中、σ=+2近辺まで反発したため、売りを考えるならば前日高値を上回って終えた場合ロスカットとしたうえで臨むのが良いと提案しました。これはどういう意図かと言いますと、上昇トレンドを形成するのであれば、前日高値を上回って終えることが多々あります。

しかし、レンジ相場ならば、前日高値を上回って終えることができないと判断し、39250円前後でそのようなコメントをしました。しかも、デートレならば傷も浅いと判断しました。

 結果的に、前日高値を上回って終えることができなかったため、そのままポジション維持とします。ただし、常に前日高値を上回って終えた場合はロスカット、利食いは自由です。よって、逆張り相場を意識しながらのポジション取りとします。

※会員登録について。

 無料会員サイトであり、同業他社の外務員会員登録を防ぐため、必ず電話にて確認をさせていただいています。

 無料会員登録に数日間かかることもあります。数日間経っても連絡がない場合は、会員登録見合わせということになります。ご了承ください。

当サイトは、商品先物取引に関して、私共の個人的な相場観を書いております。数字や予測値も個人的な見解です。本ブログの内容は、私共が信頼できると判断した情報源からの情報に基づいて作成しておりますが、その正確性・安全性を保護するものではありません。売買は必ず、ご自身の判断で行ってください。

その他の貴金属銘柄記事