鬼の居ぬ間の洗濯?17:30

 本日は欧米市場が休場ということもあり、簡単にコメントします。相場については、会員サイト、若しくは昨日のコメントをご参考にしてください。

 本日、13時16分に経団連・審議会による植田日銀総裁の講演が行われました。講演が始まった直後は157.10円していたドル円が、終ったときには157.26円まで円安に触れました。特に変わった内容は無く、春闘に向けた動き(賃上げ)を強調していたように思います。市場は、1月も利上げを見送ると感じたようにも思えます。

いずれにしても、27日までは円高に動きにくいと考えます。27日から円高に動くというわけではありませんが、欧米勢の動きがない限りは156円~157円は維持されることになりそうです。

 とは言え、ドル円は157円です。先日から加藤財務大臣が円安けん制発言しているように、今の状況で円安が継続するとも思えません。7月に162円近くまで円安が進んだ時と、日米金融政策動向は異なります。そのため、日本政府の動向を注視しながら状況を確認したいと思います。

 

 

 大阪金は、引き続きレンジ相場の買い主体で考えるのが良いでしょう。とは言え、欧米勢が参入しない中で、なかなかトレードしにくいところです。無理にトレードする必要がないため、チャンス以外は様子見とします。

 

 

 大阪白金は、本日も反発しました。数日前から中立で考えていますが、正直迷っています。どんどん買われる(上昇する)相場ではないとの判断から4700円台は買う気にならないとコメントしましたが、4800円まで上昇してきました。これが相場の流れなのでしょう。やはり、日銀が利上げをせずに、FRBが利下げをしたことで、プラチナ相場へポジティブに働いているように思います。

 本日は欧米市場休場の中、既に4ドル高を買いに動いております。(25日終値時点)やや先走りしすぎているように思います。ただし、繰り返しになりますが、NY市場の反発はおそらくショートカバーによるものであり、そうなるとネットロングが拡大し、再び下落要因になると考えます。その一方で、欧米市場が休場であるため、売り圧力もかかりにくく、27日までは堅調な動きが続くと考えます。

 いずれにせよ、高値買いは避け、もうしばらく様子見とします。ちなみに、NYプラチナ4月限は、プラチナ現物価格に比べ17ドル割高です。NYプラチナへの売りヘッジは避けられないように思えます。

 

 

 日経225は、39000円を挟んだ揉み合いになっております。26日が今年の最終売買日になるため、27日からの相場が重要と考えます。そのため、昨日の39250円前後の売りは、前日高値を上回って終えた場合は決済、利食いは自由とします。ちなみに、空売り比率は40.3%と低迷しております。

※会員登録について。

 無料会員サイトであり、同業他社の外務員会員登録を防ぐため、必ず電話にて確認をさせていただいています。

 無料会員登録に数日間かかることもあります。数日間経っても連絡がない場合は、会員登録見合わせということになります。ご了承ください。

当サイトは、商品先物取引に関して、私共の個人的な相場観を書いております。数字や予測値も個人的な見解です。本ブログの内容は、私共が信頼できると判断した情報源からの情報に基づいて作成しておりますが、その正確性・安全性を保護するものではありません。売買は必ず、ご自身の判断で行ってください。

その他の貴金属銘柄記事