本日も簡単にお伝えします。
昨日米国時間に発表した新規失業保険申請件数が市場予想を下回り、労働市場の底堅さが示されたとし、米国利下げペースが今後も緩やかになるとの観測が一段と強まりました。その一方で、植田日銀総裁が追加利上げに慎重だとの受け止めが広がっていることもあり、ドル円は158円台まで上昇しました。
本日午前9時前に公表の日銀金融政策についての主な意見は、ほとんど変わり映えのない内容でした。そのため、ドル円は堅調に推移しましたが、加藤財務大臣が再び『為替相場はファンダメンタルズを反映して安定的に推移することが重要』と述べたことで、若干上昇一服となったようです。
ドル円は、日本政府が動かない限り、円高に行きにくいと考えます。158円以上から円買い介入の警戒感もあることから一進一退の攻防戦になっております。本日から欧州勢も参入したことで、年末にかけての動きを重視したいと思います。
大阪金は、やはり13300円台は買い拾われました。昨日のNY市場は閑散な商いでした。ここから取組高が増加してくるか注目したいと思います。取組高が増加しますと、NY市場は下がりにくくなります。ただし、年末ということもあり、無理してトレードせずに、ポジション縮小を意識した方が良いと考えます。
大阪白金は、やはり堅調に推移しました。25日に新補12月限が発会したことで、10月限から12月限へのロールオーバーが行われているようです。ただし、依然として買いは考えておりません。むしろ、来年は再び売りを意識したいと思います。その理由としては、繰り返しになりますが、NY市場における大口投機家の買いポジションが大量に維持していること、それに加え、フォルクスワーゲンの長期スト、ドイツ・フランスの財政不安などが来年警戒するネタのように思います。いずれにしても、年末ということもあり、無理せずに、ポジション縮小していきたいと思います。
日経225は、大幅上昇となりました。正直、ここまで上昇するとは思いませんでした。売りポジションを決済したまでは良かったのですが、新規買いはできませんでした。本日の上昇は、新NISA枠の復活により、まとまった買いが入ったようです。しかも、昨日までの節税による手仕舞い売りが一巡したことも大きかったようです。本日の日経平均PERは、40000円を上回ったことで16.3倍まで上昇しております。16倍以上は、買われすぎになります。いずれにせよ、年末ということもあり、静観したいと思います。
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