相場観もトレードの仕方も重要。17:26

 新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

 まず昨年末の動きから振り返りたいと思います。昨年末に米債務上限問題が浮上し、NY株式市場が下落、その反動でNY金以外が売られることとなりました。しかし、年明けにその懸念が後退したこともあり、1月2日以降安値を切り上げる動きを見せました。

 ただし、まだ安心はできません。上海総合指数が3日間下落していることや、ドイツ・フランス財政不安が払しょくできていない現状で、金融商品全般買い進まれることは困難と予想します。むしろ、悪材料を織り込むような下落があれば、金融商品全般スッキリするように思えます。

本日は、今年初のコメントということもあり、トレードの仕方について簡単にお話ししたいと思います。

 トレードの仕方は様々あります。何が良いというわけではありませんが、一番簡単なのはトレンドに乗ることです。つまり、順張り手法です。高いところを買い、安いところを売る手法になります。いわば、欧米勢のトレード方式です。ただし、デメリットがあります。当然高値を買うのであれば、ストップロスは不可欠です。そうしない限り、大きなリスクが生じます。しかも、レンジ相場では意味を成しません。

 一方、安いところを買い、高いところを売る逆張り手法もあります。この場合、相場の流れに向かうわけですから、資金的な余裕がない限りは、結果的に安値で売らされ、高値で買わされることが多々あります。しかし、相場が反転すると、まとまったリターンが望めます。この際は、ストップロスを意識するよりは、資金配分を意識するのが重要になります。逆張り手法で一番シンプルなテクニカルは、25日移動平均線との乖離です。

 昨年も指摘しましたが、投資スタイルは個々によって異なりますが、一つ言えることはリターンだけを考えるのではなく、必ず『・・・かもしれない』トレードが重要と考えます。

 個々の相場の見通しも重要ですが、トレードの仕方も重要であるということです。毎年損失を出している方は、今までと違う方法を考えるのが良いと思います。

 

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