いよいよトランプ新政権が誕生します。就任式で何を発言するか注目したいと思います。
今週末は、日銀金融政策決定会合があります。市場は、80%の確率で利上げを予想しており、据え置いた場合はポジティブサプライズになる可能性があります。
【大阪金】
大阪金は、やはりレンジ相場で推移しております。本日も会員サイトで13550円~13700円レンジを指摘し、本日終値で前日高値を上回れなかった場合は、決済としながら逆張り買い主体を継続しました。今は、大きな相場を狙う時期ではないと考えます。ただし、大阪金は、前日安値を下回って終えない限り、買いの出し入れで考えるのが良いでしょう。
先週末に、米CFTC建玉明細が公表されました。私は、ネットロングが30万枚を超えていると予想しましたが、13日にNY金価格が急落したこともあって、約28万枚のネットロングという結果でした。(14日時点)30万枚以上は過熱感があり、投機筋の手仕舞い売りも出やすいので注意してください。価格上昇=取組増加=投機筋買いです。
【大阪白金】
大阪白金は、やはり上値が重い一方で、下げ渋りも見せました。先週からお伝えしていますが、ここからはレンジ相場の動きを予想しています。繰り返しになりますが、大阪白金はプラチナ現物価格よりも割安に推移しており、NYプラチナ価格はプラチナ現物価格よりも20ドル割高になっております。つまり、足並みが揃っていないということになります。おそらく、大阪白金は現物価格と同水準になると予想します。
先週末に、米CFTC建玉明細が公表されました。少し驚きましたが、大口投機家の買いポジションが前週比9341枚減少し47098枚と、昨年10月15日ぶりに40000枚台まで縮小していました。1月8日~14日のチャートを見ますと、おそらく8日~10日は同筋のショートカバーにより1000ドルを突破したと考えます。その後、13日・14日の下落は、手仕舞い売りによるものだったようです。
正直、トランプ大統領の輸入関税引き上げにより、自動車需要の減少が考えられます。フォルクスワーゲンのストライキもどうしようもないことです。そのため、何を材料に大口投機家が買い煽るかがイメージできません。ただし、その反面、プラチナ現物価格は940ドルを維持しております。現物価格が崩れない限りは、大阪白金の下落も考えにくく、当面はレンジ相場を意識した逆張りで臨むのが良いでしょう。
【日経225】
日経225は、大幅反発しました。おそらく、先週お伝えした38700円以上の売りポジションは、大半の方が利食いしたと考えます。ただし、利食いできなかった方は、本日終値で決済したと思われます。
本日の上昇は、トランプ米大統領の就任式を控え、空売りの買戻しが入ったように思えます。本日の空売り比率は、42.1%(前日45.2%)に低下しました。
繰り返しになりますが、相場は内部要因が重要です。内部要因と言っても、一般投資家ではなく、海外投資家や大口投機家等のポジションが重要です。ポジションの偏りや意地が相場を作るわけです。そこに、投資資金が加わると、予想外の動きを見せることもあります。相場は、美人投票です。市場参加者は、上がるだろうと思える銘柄に投資資金を動かします。本日は、ビットコイン関連銘柄が上昇していました。
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