2月3日からの相場が重要か。18:02

 今朝方発表したFOMCの結果は、ご存じのように、市場予想通り政策金利据え置きを決定しました。その後のパウエルFRB議長記者会見で、3月利下げについて聞かれたものの具体的なコメントがなかったため、市場はタカ派的と受け止めたようです。そのため、ドル円は一時155.61円まで反発しました。

その後、ドル円は軟調に推移しています。昨日も指摘しましたが、FOMCでの据え置きは材料視されず、パウエルFRB議長の発言がタカ派的と捉えられた場合は、一時的でもドル高・円安に動くと予想。一昨日のコメントでは、仮にFOMCで政策金利据え置きとなったとしても、日銀が利上げを決定したことで、円安は続かないと予想しました。ここまでのドル円は、波乱もなく、想定内の動きを演じております。

 ちなみに、市場は6月FOMCで利下げに踏み切ると予想しております。0.25%利下げ確率47%と、据え置き確率を上回っております。そして、12月も利下げを予想しているようです。現時点では、32.9%です。これも据え置き確率を上回っております。今のところ年内2回利下げはするだろうと、市場は予想しています。

【大阪金】

 大阪金は、やはり一進一退の動きを演じています。昨日も述べましたが、NY市場において2月限から4月限へポジションのロールオーバーが終了しない限りは、下振れのリスクは小さいと考えます。そのため、今月いっぱいは、レンジ相場を意識しておくのが良いでしょう。私がレンジ相場と言っている意味は、高値を買わず、安値を売らずです。

 よって、売りは考えていませんが、引き続き前日安値を意識しながら逆張り方針とします。ちなみに、前日安値を意識するということは、その価格帯近辺で買い狙い、前日安値を上回って終えることができなければ決済といったトレードをするのが良いでしょう。ただし、資金に余力がある場合は、値幅を意識して買い下がるのも一つの手法です。

【大阪白金】

 大阪白金は、前日高値を上回って終えました。正直悩ましいところです。なぜ悩ましいかと言いますと、①テクニカル面では買い②現物価格よりもNYプラチナ価格が40ドル割高③トランプ米大統領が銅やアルミ二ウムに輸入関税を課す方針などなどです。

 テクニカル面では7割がた買いを指示しています。しかし、NY市場だけが反発し、現物価格が付いて行っていないことが気になります。そして、トランプ米大統領が、銅やアルミニウムに関税を課した場合、NYプラチナ価格への影響が正直分かりません。それを織り込んでいるのかも、今のところ分かりません。

 そういったことなどを踏まえ、冒頭で述べたように、悩ましいところではあります。

 よって、明日まで様子を見たいと思います。

【日経225】

 日経225は、やはり突込みは買い拾われるようです。昨日も指摘したように、前々日安値を終値で上回るということは、早い段階での暴落は無いものと考えます。

しかし、短期トレンドが下向きを継続している限りは、逆張りの売り主体で臨むのが良いでしょう。ただし、突込み利食いは自由です。

 ちなみに、本日の日経平均空売り比率は、42.0%(前日40.1%)と前日よりは上昇しました。ここで警戒すべきは、空売り比率が45~50%の水準まで上昇した時です。ここまで上昇すると、買い戻しが入りやすくなります。つまり、反発の可能性が出てくるということです。意味のないことではありませんので、毎日チェックするのが良いでしょう。継続と検証することで、何となくイメージしやすくなります。

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