日本時間4日14時01分に、メキシコ、カナダ、中国に対し関税を引き上げるとのことです。その前に、米国時間3日朝にメキシコ、カナダ大統領と関税に関して協議するようです。
それを受けて、メキシコで生産し、米国へ輸出しているフォルクスワーゲン社は、貿易摩擦の回避に向けた協議に期待していると表明。
本日は、土曜日のコメントに対し補足したいと思います。先週土曜日のコメントも参考にしてください。
【大阪金】
大阪金は、堅調な動きを見せました。昨日、日経新聞電子版に、国際商品市場で金と銅の米国流入が加速しているとの記事が掲載されました。そのため、NY金とロンドン現物価格との差が、40ドルまで拡大したとのことです。(現時点では34ドルまで縮小しています。)米政府による関税発動が迫っていると懸念する取引業者が、米国に急いで輸入したようです。その記事によると、COMEXの保管倉庫へ1400万オンス(5兆8900億円・400トン相当)が、米大統領選以降流れ込んだようです。ちなみに、トランプ氏が米大統領に就任してからは、154トン増加しました。
ただし、大阪市場はNY市場、ロンドン現物市場よりも割安であるため、仮にNY市場が下落したとしても下値は限定的のように思います。
よって、引き続きレンジを意識した突っ込み買い方針継続とします。前日安値を下回って終えるまでは、買い方針継続です。
【大阪白金】
大阪白金は、軟調な動きを見せました。やはり、自動車工場が多いメキシコの関税引き上げは、プラチナ市場にもダメージがあるようです。しかも、トランプ米大統領は、南アへの資金援助を調査完了まですべて停止すると表明しています。
大阪金のコメントでも指摘しましたが、トランプ氏が米大統領に就任して以降、NYMEXの保管倉庫が3トン(25%増加)増加しました。NY市場の上値は重くなると思いますが、NY市場と連動性のない大阪白金は、現物価格次第の動きと考えます。
NYプラチナが下落した反動で、現物市場の反応を確認したいところです。ちなみに、先週末NYプラチナ価格と現物価格の差は60ドルありましたが、現時点では52ドルに若干縮小しています。いずれ、この価格差は、10ドル以下まで縮小することでしょう。
よって、短期は買い主体の逆張り方針ですが、終値ベースで4720円を下回るようならば、更なる下値を意識するのが良いでしょう。今のところは、私が予想したレンジ下限で推移しています。
【日経225】
日経225は、大幅安となりました。先週土曜日もお伝えしましたが、売り主体の逆張り方針、利食いは自由とした通り、本日お客様は全て利食い致しました。
少しラッキーでした。空売り比率が38.4%であったため、買戻しによる反発は無いと考えていましたが、朝から一気に下落するとは思いませんでした。
本日の空売り比率は、43.5%とやはり上昇しました。この数字が45~50%ないならば、買戻しによる反発を視野に入れるべきでしょう。
とは言え、本日39000円を一気に割り込んだため、先週末のコメントを一部訂正したいと思います。本日の下落で、短期トレンドは下向き継続となっており、反発した場面は再び売り直されると考えます。つまり、レンジ上限を500円引き下げて、引き続き売り主体の逆張り方針とします。
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