米トランプ大統領は13日、高関税の貿易相手国に同率の関税を課す『相互関税』の導入に向けた文書に署名しました。ただし、即時発動は見送られ、今後、数週間から数か月にかけて国ごとに調査をし、個別に対応するようです。それに加え、本日経済再生担当大臣が『円安は実体経済に様々な影響、為替動向を十分に注視する』と述べたことで、ドル円は再び152円台まで下落しました。
正直、予想していたよりも円高に進みました。今回の動きを見ましても、やはりドル円の分岐点は155円と考えます。つまり、155円までは反発する可能性はあるということです。それ以降は、トランプ大統領の動向次第と考えます。よって、引き続きドル円予想レンジは、155円を挟んだプラスマイナス〇円とします。
【大阪金】
大阪金は、やはり上昇一服となりました。正直、今のNY金の動きは読みにくく、相場の流れに向かうことは一切考えません。本日、大阪金相場が上昇一服となりましたが、相場の転換を示すものは何一つありません。
今回のトランプ米大統領の輸入関税発動は、米国の問題が大半であり、NY市場が上昇するのは理解できます。ただし、大阪金が順ザヤで推移していることが正直分かりません。
しかしながら、私が信用している短期トレンドは、〇〇〇〇〇円台(本日会員サイトで掲載)で短期売られすぎになり、数日間は変化しないと予想しているため、引き続き買いの意識を持って臨みたいと思います。
よって、常に内外金の前日安値を意識した買い方針とします。
※相場は、必ず理屈に合う動きをします。
【大阪白金】
大阪白金は、やはり4800円が上値の抵抗になっているように思います。ただし、まだ突込みは買い拾われやすいと考えます。
市場は、徐々にポジティブな動きになってきています。先日も米大統領はメキシコ・カナダへの追加関税を1か月間延長したことや、今回の相互関税を国ごとに調査し発動するといった余裕を持たせた内容であり、少しずつ警戒心が和らいでいるように思います。
警戒心では暴落はありません。繰り返しになりますが、安心感や楽観の上にリスクがあるわけです。つまり、市場が積極的に買うことができるようになったことがリスクにつながります。
全ての金融商品に言えます。
ここ数日間のNY市場取組は、2月4日に比べ12467枚(17%増加)増加しました。NYプラチナ価格が36ドル上昇したことを踏まえると、投機筋が新規買いをして上昇したと推測することができます。
ただし、今のNY市場は予想不能な状態になっており、今までのようにNY市場が下落したからと言って、大阪市場が同じように下落するとも言い切れません。
よって、あくまでも大阪白金期先は、レンジ相場をイメージした上で来週も突っ込み買い有利の展開を予想します。
【日経225】
日経225は、やはり一押し入りました。本日の日経平均先物及びオプションのSQ値は、39432.64円でした。この価格を日経平均株価指数が上回って終えるか重要です。
ただ、昨日の日経平均EPSは2564円で堅調に推移しており、38990円を下回ると、PERが15.2倍以下になります。この理屈に関しては、昨日コメントしておりますので割愛します。
そのため、本日会員サイトでも掲載したように、予想レンジを引き上げた上で買い主体の逆張り方針と考えます。
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