本日の安値近辺を目安に・・・。18:00

 円は、再び151円台まで上昇しています。理由はともかくとしまして、私の見ているテクニカルチャートでは、買われすぎの状態になっております。

【大阪金】

 大阪金は、本日大幅安となりました。ただし、今の大阪市場100円~200円動くことは常識の範囲内と認識しておきましょう。先週末のNY金下落は、トランプ米大統領がロシアとウクライナ停戦に向けた動きをしていることと、同氏の輸入関税は交渉の道具としての意図があるとの憶測から投機筋の手仕舞い売りが出たように思えます。

先週末の下落で、NY市場も大阪市場も前日安値を下回って終えました。そのため、当面は一進一退の動きが予想されますが、未だ大暴落する相場ではないと予想しており、やはり買い主体で臨みたいと思います。

 本日会員サイトでは、短期売られすぎの状態であることから新規買いを提案しました。ただし、終値ベースで前日安値を上回れなかったため、大引けで決済となりました。しかし、売りの形になっていない現状では、しつこく買いで臨みたいと思います。しかしながら、本日安値14138円を下回って終えた場合は、買い玉の全てを撤退とします。

【大阪白金】

 大阪白金は、やはり一進一退の展開が続いております。基本は、引き続き買い主体の逆張り方針です。

 ここ最近あまり意味を持ちませんが、先週末公表した米CFTC建玉明細では、大口投機家(投機筋)の買いポジションが54600枚と、2月5日~11日までに8924枚増加していました。ただし、14日のNY市場24ドル下落は、おそらく同筋の手仕舞い売りによるものと考えます。そのため、私の予想では買いポジションが50000枚前後まで縮小したように思います。

しかし、今の大阪市場は、NY市場と連動しません。本日も大阪市場期近と期先はプラチナ現物価格より割安です。ちなみに、現時点でのロンドン現物価格は986ドルです。大阪期近ドル換算978ドル、同期先968ドルとなっております。

つまり、世界一安価な大阪白金市場であるため、安値を売り叩くプレーヤーが多くないと考えます。よって、NY市場と連動しないこともあり大きなリターンも臨みにくいものの、割安であることから買い主体の逆張り方針を継続したいと思います。

※プラチナ現物市場の動向には注意が必要です。

【日経225】

 日経225は、やはり39000円を抵抗にしたように思えます。円高の影響により、上値の重い展開ではありましたが、その反面底堅さも感じられたい一日でした。

 日本企業決算が一巡したことで、先週末の日経平均EPS(一株当たりの純利益)は2547円と前日比17円安くなりました。そのため、現時点での日経平均PERは15.37倍となっております。繰り返しになりますが、PER14倍台は割安、16倍台は割高の目安になります。

 今の日経平均株価が割高ではないものの、空売り比率が37.4%(前日40.9%)に低下したことから買戻しによる反発期待が薄れているように思います。しかも、2月限SQ値39432円を上抜けないことも、反発しにくい要因のように思います。

 ただし、テクニカル上、短期トレンドが上向きであることから買い主体の逆張り方針と考えます。よって、前日安値38990円を当日終値で下回った場合は買い玉撤退とします。利食いは自由です。

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