今の金融商品は、予想レンジを設定して臨むのが良い。18:04

 やはり、一進一退の相場展開になっております。

  私の予想では、2月いっぱいは大きな波乱はないと考えます。仮に、下落するのであれば、3月第2週あたりからが要注意と考えます。

 そのため、相場全体的に逆張り、買い主体なのか売り主体なのかを見極めてトレードするのが良いでしょう。

 私は、大阪金に関して、13日のコメントからは突込みなき場合、買いは見送りとしました。大阪白金に関しては、1ヵ月前からレンジ相場とコメントし続けてきました。日経225は、昨年8月のような暴落は無いとしながら、レンジ相場を設定してのトレードとお伝えしてきました。基本、大阪金以外はレンジ相場を予想していましたが、今では大阪金もレンジ相場と考えます。繰り返しになりますが、金だけは買いしかコメントしません。なぜならば、それなりの理由が金にはあるからです。

 本日は、簡単にコメントいたします。

【大阪金】

 大阪金は、やはり昨日下落した50%戻してきました。金は買いしか考えません。そのため、今でも買い主体の逆張り方針とします。常に、しつこく買いで臨みたいと思います。ただし、前日安値を下回って終えた場合は、買い玉撤退とします。

 逆張り方針で臨む場合は、成立しなくても良い価格、若しくはテクニカルでの抵抗線を予測した上での指値を推奨します。なぜならば、値段を見て買うとなると、まだ下がるのではとの心配をし、結果的に切り返したところを買ってしまうからです。割り切って指値を活用するのが良いでしょう。そう思わない人もいますので、私は一般論で述べております。

 

【大阪白金】

 大阪白金は一進一退の動きが継続しております。数週間前からNY市場と現物価格がかけ離れていることから大阪市場の上昇は考えにくいと述べました。一方で、現物価格より大阪市場は割安であるため、大きく下落する相場ではないとし、買い主体の逆張り方針としてきました。今でもそう思います。

 昨日は、米国市場休場であったため、時間外取引のみでしたが、NYプラチナ価格と現物価格との差が25ドルまで縮小してきました。この価格が縮小しない限りは、大阪白金の方向性はなく、いずれ現物価格よりも大阪白金は割高になると予想しております。

 基本、プラチナ現物価格が軸です。その価格よりも割高であるのか、割安であるのかが重要です。今のように現物価格よりNYプラチナが大幅割高であるならば、単に米国の問題であり、プラチナの問題ではないことが理解できます。NY市場、大阪市場、それぞれ取引しているプレーヤーは異なります。そのように考えると、NY市場に大阪市場が連動する理由はありません。ちなみに、昨年の現物価格とNYプラチナ価格の差のピークは19ドルでした。

【日経225】

 日経225は、やはり堅調に推移しました。昨日コメントした日経平均先物2月限SQ値39432円を維持することはできませんでしたが、39000円を割り込むこともできない状態です。日経平均EPSが2557円と前日比10円高くなっており、38000円台は割安になると考えます。

 ただし、その一方で、空売り比率が37%と低迷していることから、買戻しにより上昇は限定的と考えます。そのように解釈すると、やはり買い主体の逆張り方針で臨むのが良いとの結論になります。

 日経225は、いろいろな角度から見ることができます。金やプラチナと異なり、日本企業の業績動向で変動するケースが多々あります。今、日経平均株価が堅調である理由の一つに、企業努力があります。つまり、自社株買いです。ただし、自社株買いの目安として、日経平均PER15倍台以下とのことです。そのように考えると、16倍台では、それなりの理由・裏付けがないと買い進まれないことになります。

 

※会員登録について。

無料会員サイトであり、同業他社の外務員会員登録を防ぐため、必ず電話にて確認をさせていただいています。

無料会員登録に数日間かかることもあります。数日間経っても連絡がない場合は、会員登録見合わせということになります。ご了承ください。

当サイトは、商品先物取引に関して、私共の個人的な相場観を書いております。数字や予測値も個人的な見解です。本ブログの内容は、私共が信頼できると判断した情報源からの情報に基づいて作成しておりますが、その正確性・安全性を保護するものではありません。売買は必ず、ご自身の判断で行ってください。

その他の貴金属銘柄記事