ドル円は、予想外に150円を一時的に割り込みました。
以前、ドル円は155円を軸に上下3円のレンジを予想していました。つまり、現状では152円辺りが円高の急所と考えていました。しかし、思った以上に投機筋が円を新規買いしていることから、150円を割り込んできたように思います。
この背景としては、日銀高官がインフレを意識した追加利上げを示唆する発言をしたことや、朝方のFRB議事録(1月28日~29日FOMC)で利下げに対する慎重な姿勢を見せたものの、バランスシート縮小の一時停止や減速の可能性が意識されたことからドル安・円高に動いたと考えられます。
インフレが意識されている日本では、明日8時30分に全国消費者物価指数(CPI)の発表があります。このことを意識した円買いが入ったのかもしれませんが、市場は1年前に比べ物価が高くなる見通しを出しております。
既に、生成食品・エネルギーを除くCPI予想は2.5%であり、織り込まれているように思います。つまり、この数字を上回る結果ならば一時的にも円買いが進み、下回るようならば一旦円は152円付近まで切り返すことも予想できます。
ちなみに、以前にも述べましたが、私の見ているテクニカルチャートでは、円が買われすぎを示しております。
【大阪金】
大阪金は、本日も堅調に推移したように思います。詳しい見通しは、昨日のコメントを参照してください。
本日は昨日のコメントに捕捉したいと思います。
以前から私は、金の暴落は無いと予想しました。その理由が昨日のコメント通りではありますが、なぜ3月第2週以降下落を予想しているかと言いますと、今のNY価格では高値を買い煽った投機筋以外大量な評価益を得ています。投機筋の習性は、高値買いであり、高値利食いはほとんどしません。つまり、評価益が減少しない限り、決済売りはしてこないというのが私の理屈です。
考えてみてください、相場が下落するときはどういった状況かを・・・。基本は、逆ピラミッドです。つまり、高くなったところで買いポジションが膨らむ現象です。そうなると、相場が少し下げただけでも決済売りを仕掛けてきます。ただし、今は先ほども述べたように投機筋の買いポジションは評価益が膨らんでおります。アジア人と異なり欧米人は、高くなればなるほどさらに高くなると考えます。
それならば、3月も下落せずに、上昇し続けるのではとの疑問もありますが、私が言いたいのはNY市場の4月限から6月限へのロールオーバー(限月乗り換え)です。4月限の買いポジションは確かに今の価格より安い水準です。3月第2週からロールオバーが行われると考えます。4月限より30ドル近く割高である6月限へ投機筋の買いポジションは移行することになります。その乗り換えがある程度一巡すると、ちょっとした仕掛け(下げ)で売りが売りを呼ぶ可能性が出てきます。
そうならない限りは、暴落、若しくは修正安はないと考えます。
よって、引き続き前日安値を意識した買い主体の逆張り方針とします。
※100円~200円下げは押し目、500円~1000円下げを暴落と表現しました。
【大阪白金】
大阪白金は、本日も終始上値の重い展開となりました。円高の影響と、自動車関税25%が上値を重くしたように思います。そのため、昨日はNY市場が20ドル近く下落し、現物との価格差は15ドルまで縮小しました。まだ縮小する可能性があります。ただし、現物価格が底堅く推移するか否かが重要です。
今は自動車関税25%(米国への輸入関税自体が重し)が重しになっておりますが、その一方で米トランプ大統領は、電気自動車(EV)義務化を撤廃し、自動車産業を救おうとしております。同氏は、温暖化対策から化石燃料生産へと政策転換したことはプラチナにとってプラス要因になります。
しかも、繰り返しになりますが、大阪白金価格は未だ現物価格に比べ割安です。プラチナ現物価格が978ドルに対し、大阪白金4月限977ドル・期先967ドルになります。そのため、売りが売りを呼ぶ状態ではないと考えます。ただし、相場の流れが悪すぎます。よって、下振れも意識しながらコツコツ買い拾い、反発場面で売り逃げるトレードを心がけたいと思います。
ちなみに、昨日19日のNYプラチナ出来高を見ますと、それほど多くはありませんでした。18日の取組高が前日比287枚増加していたことから、その日13.1ドル安は投機筋の決済売りプラス新規売りが交錯した下落と考えます。
【日経225】
日経225は、本日大幅安となりました。昨日まで39000円~40000円レンジを予想したうえで、39000円前半で逆張りの買いと提案してきました。しかし、本日終値が前日安値を下回ったため、一旦撤退となりました。
本日の日経平均下落は、インフレ懸念による日銀追加利上げを警戒した売りが入ったように思います。当然、米政権が日本の自動車にも関税を課す可能性があるのもマイナス要因です。
本日39000円をあっさり割り込んだことから、もうしばらく上値の重い展開が予想できます。ただし、明日のCPI結果次第ではドル円の反発もあり得るため、安値を弱気したくはありません。
よって、今週様子見とし、来週から組み立てようと思います。
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