節分天井、彼岸底か!?18:24

 9日に放送されたFOXニュースのインタビューで、トランプ米大統領が関税による景気後退を否定しなかったことが報じられ、昨日の米株式指数下落につながったようです。

その影響から国内市場も、更に下値を試す展開となりました。

国内相場は、円高も上値を抑える要因になりました。

繰り返しになりますが円高は、国際商品のコストダウンになります。海外市場が下落しなくても、1円円高で大阪金は90円、大阪白金は30円安くなります。

その円ですが、19日の日銀金融政策決定会合までは、円安に動きにくいと予想します。ただし、世界的な貿易摩擦を背景に、日銀が利上げに踏み切るとは思えません。3月19日日銀が金融政策を現状維持とするならば、150円まで巻き戻す可能性があります。

【大阪金】

 大阪金は、上値の重い展開を見せた反面、安値から切り返す動きを見せました。大阪金は、円高が上値を抑えているように思います。本日もそうでしたが、円高が一服すると、大阪金も自然な戻りを見せました。

 基本は、会員サイトでも掲載しています下値目安を軸に買い方針と考えます。ただし、あくまでもリバンド狙いです。突込みを買い拾えずに、反発したから買うといったトレードは、今は通用しません。おそらく、〇〇〇〇〇円以上では売り物が出やすいと考えます。よって、当面14000円を突破する可能性は低く、買い主体の逆張り方針とします。

【大阪白金】

 大阪白金は、終始上値の重い展開となりました。やはり、4500円を下回ったことで、4500円を軸に売り物が出たように思います。

 大阪金同様に、円高一服となったときは、大阪白金も戻りを見せました。ただし、テクニカル面で悪化したこともあり、ヤレヤレの売りも出たようです。

 私が先週末予想したレンジ下限まで本日下落しました。ここから反発!?と考えたいところですが、昨日も指摘したように時間が必要になると予想します。ましてや、円高と米景気減速懸念が重荷になっているため、そのことが消化しない限りは大幅上昇にはならないでしょう。それに加え、内外のロールオーバー(限月乗り換え)が一巡しない限り、売り物が出やすいと考えます。

 とは言え、5日にはWPICがプラチナ需給見通しを強気で公表しました。上昇できるかは景気や期待次第ですが、底堅さを見せるのはそのものの評価です。つまり、プラチナ現物価格960ドル以下を弱気することもできません。

 ちなみに、現在(17時30分)のプラチナ現物価格は968ドル(円換算4578円)、NYプラチナ価格968ドル(同4578円)です。一方、大阪白金6月限4528円(ドル換算957ドル)、同2月限4495円(同950ドル)です。先限は、18ドル割安です。

 このように見ましても、昨日述べた通りです。よって、常に値幅を意識しコツコツ買い拾い継続とします。

※逆張りは、トレンドに向かう手法であり、マイナス圏を買い。順張りは、トレンド発生している相場であり、プラス圏を買う。

【日経225】

 日経225は、大幅安を演じましたが、結果的に320円安と、780円切り返しを見せました。

 円高が厄介です。それと今週末、SQ日であり、明日・明後日にまとまったロールオーバーが行われる可能性があります。そのため、反発しても売り物が出やすいと考えておくべきでしょう。

 円と同様に、19日の日銀金融政策決定会合がポイントになりそうです。少なくとも円と株式市場は、日銀の追加利上げ観測を意識した動きを演じています。

 よって、既に中期での買い仕込みは完了しており、短期では依然〇〇〇〇〇円以上で売りを考えるのが良いでしょう。なぜ、中期と短期を同時にコメントしているかと言いますと、短期=60分足のトレンドは下向きです。一方、中期はやや上向きであり、現在売られすぎの領域です。そのため、どちらを選択しても良いと考えております。ただし、中期はストップロスを設定せず、短期はストップロスを設定するのが良いでしょう。

ちなみに、本日の日経平均空売り比率は40.5%と低調ですが、日経平均PERは14.80倍と割安です。

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