思った以上に上値が重いプラチナ相場。ただし・・・。17:53

 本日の日銀金融政策決定会合は、市場予想通り現状維持で決定いたしました。その後の植田日銀総裁記者会見は、『次回利上げのタイミングは、今後のデータ・情報次第』と述べたことで、ドル円は150円から149円10銭台まで値を沈めました。

 FOMCに関しては、昨日述べた通りになります。

【大阪金】

 大阪金は、本日も高値更新となりました。ただし、会員サイトで述べた通りです。少し変更するのならば、本日日中取引で14736円の高値を付けたため、現時点で3月11日安値から1063円の上昇幅になりました。再び高値更新ならば、再度修正するしかありませんが、1063円幅の3分の1である400円修正安があるのならば買い方針とします。

 昨日指摘したNY市場の出来高は、推定201395枚と多くありませんでした。投機筋が煽って買い上げている相場ではないように思います。そのため、NY金の下落も限定的と判断しております。

【大阪白金】

 大阪白金は、上値の重い展開になりました。正直、ここまで下げるかと思ったほどです。プラチナ現物価格が、1000ドルをキープできなかったことは予想外でした。

 日中取引で、4670円を下回り100枚以上の売りがヒットしてから、少し相場の流れが変わったように思います。おそらく、昨日買い上げた投機筋の手仕舞い売りが出たのでしょう。そこから成行で売りが100枚~150枚、断続的に出ていたように思います。

 私の考えでは、4600円台からの突込みはコツコツと買い拾う方針である一方、4700円からの反発は利食い方針です。

 なぜ未だ買い方針を継続しているかと言いますと、投機筋がNY市場を買い煽っているとは思えず、NYプラチナの大幅下落は予想しにくいからです。しかも、WPICが今年のプラチナ需給見通しを強気で公表したことで、現物価格の下値も限定的と考えております。あとは、トランプ関税による世界景気減速懸念が相場の上値を抑えているように思います。

※WPICプラチナ需給レポートは、2025年に関してい言うのであれば、確定ではありません。あくまでも予測・見通しです。ただし、しっかりと調査した上での予測になります。

【日経225】

 日経225は。37870円まで上昇しましたが、日銀会合後、利食い売りに抑えられたように思います。これが、空売り比率低下による上昇パワーです。

ただし、弱気はしておりません。中期買い玉は、依然として維持したままです。3月いっぱいは、仕方ないのかもしれません。

 ちなみに、本日の日経平均空売り比率は、35.9%と低水準のままです。先ほども述べたように、売り込んでいない相場であることから、上昇幅も限定的ということになります。高値を強気する相場ではないでしょう。

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