午前中にFOMCから読み解く、今後の重要イベントとドル・円の動向をコメントしました。是非、ご参考にしてみてください。
そのコメントに付け加えるとするのならば、FOMC後、トランプ米大統領がSNSにて、『米国の関税が経済に移行し始めたら、FRBは金利を引き下げた方がずっといい』と投稿したことで、市場は米景気減速懸念からNY株安になったようです。
誰が不確実性をもたらしているのか理解しているのか、若しくは、輸入関税引き上げによる米景気減速をサポートするのはFRBの仕事と思っているのか、どちらにしても都合の良い話です。
※私は、常にデータを調べるようにお伝えしています。その理由は、①データはウソをつかないということ②データチェックを継続することで、今の価格が正当なのか、そうでないのかイメージしやすくなるということ③データをチェックすることで、人の話をまともに聞かなくて済むということです。
SNSは、ウソが横行しています。今は、ネットで調べることができますので、必ずデータをチェックし、それを継続してみてください。そのことが、面倒だという方は、『ファースト・トレーダーズ』をご覧ください。
私は、テータに基づき、日々コメントしています。
【大阪金】
大阪金は、マイナス圏ながら、堅調に推移しました。基本は、買い場探しです。なぜかと申しますと、NY市場で投機筋が思ったほど買っていないからです。しかも、押し目(3月11日安値13673円)を付けてから、まだ1週間しか経っていません。日柄が若すぎます。そのため、相場が下がれば買い拾いたい投資家が待ち構えていると考えます。
よって、天井探しをするのではなく、買い場探しをする方が無難と考えます。本日会員サイトで掲載した価格、若しくは前回一般サイトで掲載した価格を意識しながら、買い拾いを考えたいと思います。
金の買い手は、各国中央銀行です。
※100円~200円下げは、相場のノイズです。600円~700円(5%)下げは、相場の押し目です。1500円~2000円(10~15%)下げは修正安になります。そのため、レバレッジを3~5倍にすることをお勧めします。レバレッジ3倍とは、例えば1g=14600円であるならば、500万の投資資金で大阪金標準を1枚買うという手法。そうすると、仮に失敗しても、やり直すことができます。
【大阪白金】
大阪白金は、上値の重い展開になりました。昨日、プラチナ現物価格が1000ドルを回復しましたが、維持することはできませんでした。
その理由としては、4月2日から各国に対する自動車関税引き上げによる不透明感が強いことだと考えます。それに加え、大阪金が高値更新していることで、大阪白金の人気が低迷しているようにも思えます。
以前からお伝えしていますが、プラチナ現物価格は985ドル(円換算4734円)、大阪白金期先4603円(ドル換算958ドル)と、未だ27ドル割安です。現物価格よりも割安ということは、人気が無いということにもなります。(15時45分時点)
ただし、内外ともに投機筋の買いが偏っていないことや、NY金上昇によるNYプラチナの割安感、WPICのプラチナ需給強気見通しなどを考慮すると、下値も限定的と考えます。
よって、4700円~4800円で利食い成立した方は、値幅を意識して再びコツコツと買い拾うのが良いと考えます。
ちなみに、昨日付けた4588円安値は、3月6日高値4586円で下値サポートしたことから、2番底形成中と判断しております。それと、内外ともにロールオーバー(限月乗り換え)が行われております。
※必ず、ロウソク足・チャートにはヒントが隠れています。良くも悪くも、相場が教えてくれます。
【日経225】
日経225は、堅調に推移しました。今の日経225の評価は、上昇というよりも、下がるか否かになります。つまり、40000円から36000円まで下落した相場がV字反騰するわけもなく、37000円を維持することが重要です。
繰り返しになりますが、空売り比率が低下している現状で、反発力が鈍いのは仕方ないことです。しかも、4月2日相互関税発動を控えていることも、上値を抑える要因になります。
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