相互関税の詳細を確認し、市場の反応を確認することが最優先。17:30

 1日、トランプ米大統領が2日に発表する予定である相互関税を『即時発効』すると明らかにしました。詳細については、米東部時間2日午後4時(日本時間3日午前5時)にホワイトハウスで開くイベントで発表するようです。いずれにしましても、相互関税を受けて最初に日本市場が影響を受けます。

本日は、相互関税発表前ということもあり、市場は様子見となっております。

【大阪金】

 大阪金は、堅調に推移しました。本日会員サイトでは、15070円以下は買い拾いとしましたが、15077円で下げ止まり、ほとんどの方が買えなかったと思われます。

 昨日の会員サイトでは利食いを提案しましたが、本日100円以上下げたことで、新規買いを提案しました。ここまで上昇した相場が、簡単に天井を打つとは思えません。

 ちなみに、昨日指摘した2点ですが、31日のNY金取組高は、予想外に減少していました。まず、取組面での過熱は払しょくされたように思います。次にテクニカル面での過熱は、上昇トレンドの中で昨日は買われすぎであり、本日では15200円以上に引き上げられています。つまり、テクニカル面での過熱も解消となります。

ただし、一つ警戒するべきことは、相互関税の詳細が判明した後のNY金動向になります。不確実性が明確になった場合、利食い売りが出やすくなるかもしれません。

よって、買えなかった方は様子見とし、買いを保有している方は、終値ベースで前日安値を下回ったか注視するのが良いでしょう。

※相場が上昇している間は、天井を打ったと判断することはできません。おなじく、相場が下落している間は、底を打ったと判断することはできません。昨年、大阪金の修正安を的中させたのも、内外相場が下がり始めてからです。

【大阪白金】

 やはり、大阪白金は上値の重い展開となりました。当然、相互関税発表前に、買おうというプレーヤーはいないと思われます。まずは、詳細を確認する必要があります。

 繰り返しになりますが、大阪白金を見る場合、現物価格の動向が一番重要です。その現物価格よりも割高なのか割安なのか常に確認しましょう。割安ということは、人気がないという反面、投機筋が買っていないことを意味します。割高ということは、人気化し投機筋が買い煽っていることを表します。

 NYプラチナ市場では3月末から7月限が中心限月になりました。もともと4月限と7月限との鞘が18ドルあり、そのため中心限月は現物価格よりも18ドル割高に拡大しています。現物価格より割高である中で、現物価格が底上げすると、更なる上値期待ができます。しかしながら、現物価格が上昇できなければ、NYプラチナに売り圧力がかかります。

つまり、マーケットは、そのようなバランスの中で動いているということを覚えておく必要があります。

現物価格が軸であることは否定できない事実であり、その現物価格が1000ドルを上回れずにいるということは、何かしらの理由があるということです。

 よって、相互関税後、プラチナ現物価格が1000ドルを上回れるか注視したいと思います。ちなみに、今のプラチナ需給環境では、現物価格970~980ドルが下値サポートラインと考えます。ただし、間違った解釈をしてほしくないのですが、2025年供給不足予想となっている現状でも、世界景気減速懸念で需要が落ち込むとの思惑が広がると、下振れすることもあります。あくまでも、WPICによるプラチナ需給レポートの2025年予想は、確定ではありません。

※天井を買い、底を売るのは投機筋です。天井を売り、底を買うのは実需筋です。つまり、現物価格の下値を意識しながら、相場環境・市場心理の変化を確認するのが良いと考えます。

【日経225】

 日経225は、安値から切り返しを見せました。しかし、まだ不安定な動きが予想されます。本日の会員サイトでも反発した場面で、37000円台の買い玉に対し、3分の1売りヘッジを提案しました。今のところ成立していません。

 昨日も指摘したように、3月メジャーSQ値36483.79円と3月31日大陰線の高値は、当面上抜けないだろうと予想しています。それを理解すれば、売りをどのタイミングで入れれば良いか、どのようになったらその売りを損決済すれば良いか、イメージすることができると思います。相場に対し前のめりになると、一喜一憂・右往左往してしまいます。イメージしておくことが重要です。

 ちなみに、本日の日経平均空売り比率は、43.9%(前日45.6%)と低下しました。本日の反発は、買戻しがメインだったように思います。

あとは、相互関税の発表後の反応を見たいと思います。

※信念は相場に必要ですが、執着や過信は必要ありません。市場心理が悪化している時は、どんなに強い材料・要素があっても、売り物が出やすくなります。とりあえず、トランプ関税は最終章まで来ているように思いますが、万が一のことはイメージしておきましょう。

当サイトは、商品先物取引に関して、私共の個人的な相場観を書いております。数字や予測値も個人的な見解です。本ブログの内容は、私共が信頼できると判断した情報源からの情報に基づいて作成しておりますが、その正確性・安全性を保護するものではありません。売買は必ず、ご自身の判断で行ってください。

その他の貴金属銘柄記事