相互関税を受け、しばらくは上値の重い展開を予想。18:23

 本日午前5時に、トランプ政権は、全貿易相手国・地域に10%一律関税、中国には34%(計54%)、日本24%追加関税、EUには20%の追加関税を課すことを発表しました。一律関税は5日、追加関税分は9日に発動するとのことです。

 3月31日にレビット大統領報道官が記者団に対し、『彼らと比較するれば、われわれは極めて寛大になるだろう。彼らがこれまでかしてきたものと比べ数字は低く、かなり低くなる場合もあるかもしれない』と、相互関税について発言していたにもかかわらず、正直厳しい内容だったと思います。

 最初に相互関税の影響を受けた日経平均株価は、前日比1623円安まで下落、ドル円は146.80円まで下落しました。本日の為替は、ドル安がメインだったと思われます。

 本日の相互関税の詳細を受け、当面ドル円は150円が上値抵抗になりそうです。先日まで148円~152円レンジを予想していましたが、米景気減速懸念や相互関税引き上げにより、ドルの上値が重くなると考えます。とは言え、投機筋の円買いポジションが解消されたわけではなく、昨年8月のような円高は全くイメージしていません。あの時とは、相場状況が異なります。

※明日の米雇用統計と、相互関税を受けて日本時間5日午前0時25分からのパウエルFRB議長の発言に注目したいと思います。

【大阪金】

 大阪金は、本日上値の重い展開になりました。会員サイトでは、15070円以下で買いが成立し、大引けで損決済となりました。正直、今回の相互関税を受け市場が動揺し、VIX(恐怖)指数が上昇、NY金も買われると予想しておりました。しかし、市場は、相互・一律関税により米国貿易・財政赤字が縮小するとの思惑から利食い売りが出ているのかもしれません。

 本日、前日安値を下回ったため、ここ最近の勢いが弱回る可能性は否定できません。100円~200円の下げは相場のノイズと伝えてきましたが、高値から5%下げも考えておくべきでしょう。

 大阪金の場合は、売りのコメントは一切しません。買うか、買わないかでコメントしています。今は買わずに様子見たいと思います。

【大阪白金】

 大阪白金は、やはり上値の重い展開となりました。ただし、ここまで売られるとは思いませんでした。

 昨日もお伝えしましたが、プラチナ現物価格は相互関税発表後に964ドルまで下振れましたが、現時点では下値サポートラインである970~980ドルを維持しております。それに加え、昨日もお伝えした現物価格とNYプラチナ価格との差は、18ドルから8ドルに縮小しております。これは、NYプラチナ市場で投機筋の手仕舞い売りか、若しくは新規売りが出ている現れと考えます。

 本日の大阪市場を見ますと、円高が投資家マインドを一変させたように思います。朝方は4550円以下で100枚単位の買いが4547円まで入っていましたが、成行で500枚ほど売り物が一気に出たため、売りが売りを呼び4517円まで下落したように思います。しかも、4517円~4512円まで再びまとまった買い指値が入っており、その後は下げ渋りを見せたようです。夜間取引でもまとまった買い指値が入っております。

 今後の大阪白金相場ですが、今回の相互関税を受け、当面上値の重い展開が予想されます。相場が再び反発するには少し時間がかかりそうです。やはり、市場マインドが低下している中で、上昇するとは思えません。しかも、今回の米国政府による相互関税に対する世界経済不安が予想できるため、投機筋は買うというより売るという行為をすることでしょう。

とは言え、今までのようにNYプラチナ市場において、投機筋が大量に買いを保有しているわけでもなく、安値を弱気するつもりはありません。

 よって、買いを仕込んでいる方は、値幅を意識した買い拾い継続とします。悲観しつつ、買い拾うのが良いでしょう。

※個々の投資家によって、全く異なります。投資資金や建玉枚数も異なります。そのため、私のコメントが、全ての投資家に有効であるとは思えません。よって、ご自身の投資資金と建玉バランスを考えながら、トレードしていただきたく思います。

【日経225】

 日経225は大幅安となりました。日経平均株価の安値34102円(9:09)に対し、日経225は33390円(8:50)まで下落しました。ただし、昨日の会員サイトで36000円以上があれば、37000円の買い玉に対し3分の1を売りヘッジと提案したため、売りヘッジが成立し、多少は免れました。

 今回の暴落を受け、もう一度反発したところで3分の1を売りヘッジしようと思います。なぜならば、本日の相互関税を受け、やはり輸出企業にとって業績低迷が予想され、日経225の上値も重くなると考えます。ただし、何度もお伝えしているように、昨年8月とは異なります。8月相場は、日経225が42490円と高値更新したことで、市場が楽観ムードに大きく傾き、日銀の利上げによって、大幅下落を演じました。つまり、『山高ければ、谷深し』です。しかも、投機筋が円を大量に売っていたため、その巻き戻しによりドル円は140円を下回ることになり、日経225は30370円まで下落しました。

しかし、今回は相互関税を意識し、市場は警戒していました。つまり、売りの量が8月とは異なるということです。

※高値更新は、買いの量が多いために起きる現象。その量が多くなると下落幅も大きくなります。これが、振り子の原理です。

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