米中貿易戦争が激化している中、未だ投資マインドは回復していません。このことを意識しながらご覧ください。
昨日は、トレードについて解説しました。昨日のコメントをご参考にしてください。
https://first-traders.com/metal/17033/
【振り返り】
私は会員サイトにて、7日に全ての金融商品を買い提案しました。翌日8日、大阪金に関して14000円割れを買い提案しました。一時的なリバンド狙いではありましたが、私のブログを見ていただいた方は、おそらく新規売りの選択肢はなかったと思います。買えたか、買えなかったかは、メンタルと投資資金の兼ね合いがあると思いますので、そこは個々の自由です。
私は、8日以降、掲載している3商品については、弱気せずに、買いスタンスを継続してきました。相場に乗れた方、安値を覚えてしまったあまりに乗り遅れた方も居たと思います。おそらく、上昇・反発するとの自信がなく、乗り遅れてしまった方は少なくなかったと思います。その方のために、オーソドックスなテクニカル指標を解説したいと思います。
まず初めに、相場は投資家の評価になります。格言でもあるように『美人投票』です。そのため、高価、安価は市場の評価です。そのことは、常に理解しておきましょう。
こちらのチャートをご覧ください。
こちらのチャートは、大阪白金日足に指数平滑移動平均線を重ね合わせ、下段は移動平均線乖離率になります。移動平均線は、5日、10日、25日線です。現物取引をしていない限り、75日以上の移動平均線は必要ありません。まずは、この3つの移動平均線の形を確認することです。移動平均線とは何を示すかと言いますと、投資家の評価損益を示します。例えば、5日移動平均線よりも実体価格が下であれば、5日間買った投資家全てがマイナス評価になっていることを表します。
上記チャートは、左が4月7日までのチャートで、右が本日17時15分ごろまでのチャートです。左のチャートを見ますと、5日、10日、25日線が一気に下へ向き、実体価格と移動平均線が8%以上乖離しました。相場は統計学であり、いずれ25日線まで回帰します。
右のチャートをご覧ください。4月8日以降、相場が冷静になり、徐々に25日移動平均線(紫色)に近づいております。しかし、相場が上昇トレンドへ移行するには、これらの移動平均線が上向きになる必要があります。そのように解釈すると、25日線を一度タッチした後、再び売られる可能性があるということになります。つまり、再三述べているように時間が必要ということになります。今はリバンド狙いになります。
トランプ関税がなかったことにはならないため、そのことを理解した上でトレードするのが良いでしょう。
※先ごろ、一部報道で、中国はトランプ大統領が誠意を見せた場合は対話に応じると伝わりました。その報道を受け、米国株3指数も時間外取引でマイナス幅を縮小しております。
【大阪金】
大阪金は、4月1日の高値を上回ってきました。常に私は、100円~200円は相場のノイズであり、その程度の変動はあり得ると伝えてきました。昨日もそうです。15日終値14950円に対し、16日安値14834円と116円安から切り返しました。指値を有効に使くことも推奨していたため、14850円で指値を入れた方は買いが成立したと思います。
大阪金が15000円付近だからいつ下落しても良いと自分勝手に解釈してはいけません。先日も述べたように、NY市場では投機筋が買い煽っていません。つまり、現物買いが入った証です。投機筋が買い煽っている相場ならば、必ず反対売買により下落、修正安が予想できますが、現時点ではそのような買いは入っていません。
そういたことから相場が下落しにくいと予想しています。会員サイトをご覧いただいている方は、ある程度のレンジをイメージし、買っていると思われます。
ただし、利食いは自由です。100円~200円を意識して利食いするも良し、500円~1000円を狙うも良しです。
【大阪白金】
大阪白金は、やはり円高に動くと売り物が出やすいようです。午前8時45分から午後3時45分までの間に、ドル円は80銭円高に動いた一方、プラチナ現物価格は1ドル程度しか下げていませんでした。つまり、大阪白金は午前8時45分から30円程度しか下げない換算ですが、結果45円も下げたことになります。その分、売り物が出ていたということになります。
どうしても、日本市場では売り物が出やすいようです。やはり、為替を意識しているのでしょう。
一方、NYプラチナ価格はプラチナ現物価格をけん引しています。8日、9日のコメントで、プラチナ現物価格が920ドルを下回ったため、中国筋が現物を大量に買ってきていると伝えしました。14日には、NYプラチナ市場において投機筋のポジションがネットショートに傾いたため、今後はそのショートカバーが出やすくなると伝えました。
そして、7日時点でプラチナ現物価格よりも10ドル割安まで拡大したNYプラチナ価格が、今では11ドル割高になっています。つまり、今のプラチナ価格をけん引しているのはNY市場ということになります。ただし、20ドル割高まで拡大してもプラチナ現物価格が上昇できないと、いったん売られる可能性があります。
相場の流れや特徴を理解した上で、相場を組み立てるのが良いでしょう。
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