本日はクイズ形式でコメントいたします。
※本日は、米国グッドフライデーのため、NY市場の通常取引・時間外取引ともに休場となります。
その前に、トランプ大統領は、一次政権と同様、パウエルFRB議長への退任要求に踏み込んできました。独立機関のFRBであり、トランプ大統領の思い通りにいかないからと言って、パウエルFRB議長を更迭させることはできないと考えます。一次政権でも同じことをしていました。
ドル円を簡単に説明いたします。
ドル円は、基本145円を分岐点とし、FRBによる年内3~4回利下げ見通しならば140円~144円で推移し、1~2回利下げ見通しならば146円~150円で推移すると考えられます。年内2回利下げが基準になります。
今でも投機筋は大量に円買いポジションを保有しており、一方ドルは先週買いポジションを投げ売りしていたので買いポジションは大幅に縮小していました。つまり、これら動向を考慮しますと、投機筋がドルを手放すことで(投げ売り)ドル安・円高に動きやすいものの、円の買いポジションが過去最高であり、材料によっては多少の巻き戻しが入りやすい環境であるということになります。昨年8月の相場とは、投機筋のポジションが異なります。
ここで、相場を考えていきましょう。1銘柄のチャートを掲載し、テクニカルを重ね合わせ、買いなのか売りなのか、どこまで上がるか、どこまで下がるか考えてみましょう。ここでの私の主観は入れません。それぞれの意思で考えてみてください。3商品以外を掲載します。先入観によって、客観的な分析ができないため、銘柄は伏せさせて頂きます。
この4つのチャートは、全て同一銘柄になります。上段左はロウソク足のみの日足チャートです。右は、一目均衡表を重ね合わせました。今後どのような動きをすると予想しますか?答えは、誰にもわかりません。イメージすることが重要です。
次に、下段左は指数平滑移動平均線、右はボリンジャーバンドを重ね合わせました。予想してみてください。ここで買おうと思うか、若しくは売ろうと思うか、それとも様子見するか、色々な選択肢があると思います。まだ下がりそうならばいくらまで下げそうなのか、いくらまで上がりそうか考えてみましょう。ロウソク足のみのチャートを含めると、4つの指標になります。この中で共通なものを見つけることで、イメージしやすくなります。一週間後にどのような動きをしているか、ブログにて掲載いたします。(トレードの仕方によって、様々な考え方があると思います。答えが一つとは限りません。)
【大阪金】
大阪金は、昨日もお伝えしたように、一時的に前日安値15145円を下回ったものの、最終的には安値から256円切り返して終えました。ご理解できなかった方のために説明しますと、前日安値を意識した買いは、リスクを軽減させる意味があります。以前にも何度か説明していますが、仮に昨日の夜間取引で前日安値15145円で買い指値を出し、一時的に15094円まで下げたとしても、終値で15145円を上回ったのならば、そのままポジションを維持することができます。一方、終値ベースで更に下げたとしても、高値で買うよりはリスクが軽減されるということになります。
そのぐらいの考え、認識がない限りは、今の大阪金をトレードすることはできません。なぜならば、価格上昇により、ボラティリティが高くなるからです。当たり前の話ですが、大阪金10000円の1%は100円ですが、15000円の1%は150円です。私が、100円~200円下げを相場のノイズ(ブレ)と言っているのは、1%~2%はどんな金融商品でも1日で動く可能性が高い変動率だからです。
本日会員サイトで述べましたが、早い段階で〇〇〇〇〇円前後まで反発するようならば、利食いを意識するのも良いでしょう。ただし、NY市場で投機筋が買い煽っていないため、下げは限定的と予想します。その反面、投機筋が買い煽ってきた場合は、予想以上の上昇も考えられるということになります。
【大阪白金】
大阪白金は、終盤堅調な動きを見せました。昨日のコメントに対して補足いたします。私は、毎日NY市場の取組高、出来高は欠かさずチェックしています。相場は、そもそも投資資金の流入と流出で形成されるものです。それが美人投票なのです。基本的には、相場上昇時に取組増加は資金流入を表します。出来高増加は、人気の度合いを示します。
今までNY市場の取組高、出来高をチャックした中で言いますと、出来高30000枚を軸に40000枚~50000枚は大商い、20000枚前後は薄商いと判断することができます。なぜならば、取組高が80000枚前後であり、その50%以上の出来高は大商いに匹敵するからです。そのように解釈すると、ここ最近は単発的な投機筋のショートカバーは出ていたように思えますが、まだ不完全だと考えています。そのため、NY市場でもう一段高を予想します。
ただし、昨日も伝えましたが、投資マインドが低下している現状で1000ドル前後を買うプレーヤーが多くないと思います。しかも、ショートカバーでによる反発は、投機筋の新規買いが入らないと、短命に終わる可能性があります。
最後に、昨日、本日のポイントを終値ベースで4374円を上回ることができるかとしました。週末の終値は、必ず前週高値を意識するのが良いでしょう。つまり、前週高値4374円を上回って終えることができれば、来週も反発する可能性があるからです。そのことを踏まえ、本日の終値は4410円と前週高値を上回って終えました。来週も反発する可能性が高いと予想します。ただし、目先の考え方は不変です。
※相場は、悲観しながら買いを維持する方が良い結果になります。いつも伝えているように、まさかの動きがあっても良いポジションを心がけていきましょう。そうすることで、徐々にではありますが、毎年プラス評価になります。一気に挽回しようと思わずに、冷静に相場を見ることが重要です。
【日経225】
日経225は、堅調な動きを見せました。未だレンジ内の動きと予想していますが、本日会員サイトでも述べた通り、34640円を終値ベースで上回ったことで、短期トレンドは上向き継続となりました。ただし、前週高値35140円を上回ることができなかったため、来週は反発があっても売られる可能性は否定できません。
私は、先週10日に、90%の確率で底打ちしたと判断しました。その理由として、10日の大陽線が、7日大陰線の高値を上回ったからです。下値で出現する大陰線は、市場が一斉に弱気したことを表します。その大陰線を否定しない限り、下振れリスクは付きまといます。ただし、10日にその大陰線を否定したことで、相場は下がりにくくなったのも事実です。必ず、相場が教えてくれます。
そのように解釈しますと、どの価格帯を底辺としてイメージすれば良いか理解できます。相場の基本的な知識として、大陰線を否定した場合、その大陰線の高値が下値サポートになりやすいのです。
35000円近辺は様子見としながら、来週の相場動向を確認したいと思います。ただし、逆張り買い主体は継続です。
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