同じチャートは存在しませんが、パターンは理解しておきましょう。17:51

 FOMCでは、市場予想通りFFレート誘導目標を4.25ー4.50%に据え置きを決定しました。3会合連続の据え置きとなりました。

 声明文は、経済の見通しをめぐる不確実性はさらに増しているとし、失業率の上昇とインフレ率の上昇リスクが高まっていると判断している。今後のFOMCでの評価は、労働市場の状況、インフレ圧力、インフレ期待、金融と世界動向を含む幅広い情報を考慮するとのことです。

 パウエルFRB議長記者会見では、関税の継続はインフレ率上昇を招く可能性が高いとし、金利調整を急ぐ必要はないと考えてると述べました。しかも、同氏は米国経済は依然として堅調であると判断しているようです。

 パウエルFRB議長の記者会見がタカ派的であったことを受け、ドル円は一時144円まで上昇しました。

 

 ベッセント米財務長官によりますと、中国との関税協議は10日に開始するようです。

そして、本日日本時間23時に、トランプ大統領が『ビックな記者会見を行う』とのことです。

 いずれにしても、市場はやや期待感が高まっているようです。同氏の発言によりマーケットが揺さぶられる可能性は高く、万が一のため注意しておきましょう。

【大阪金】

 大阪金は、一時4月22日高値15811円を上回り、15843円と高値更新しましたが、最終的には15500円台で取引終了。前回もコメントしたように、未だ15000円~16000円レンジを意識しておくのが良いでしょう。つまり、16000円に近づいたところでは強気せずに利食いを視野に入れることが良いと考えます。

 昨日、5月6日のNY市場では投機筋が買った可能性があると述べたように、NY市場の取組高は10000枚近く増加していました。ただ、同筋の買いは不十分と考えております。ちなみに、相場上昇時に取組高が増加した場合は、投機筋の新規買いによるものと判断して良いでしょう。

取組高の増減に関していうのであれば、2日間連続上昇し、取組高も2日間増加していることが、投資資金流入につながります。

 お客様、会員様にお伝えしますが、本日夜間取引から明日日中取引において、前日安値15546円を意識しながら買い方針継続とします。ちなみに、本日の会員サイトでは、15550円以下は買い拾われやすいと指摘しております。

【大阪白金】

 大阪白金は、昨日述べた通りの動きとなりました。再三述べていますので、多少割愛いたしますが、プラチナ現物価格は徐々に下値を切り上げていると考えている一方、NY市場1000ドル近辺を買うプレーヤーが不在という動きになっております。

 昨日指摘した5月6日のNYプラチナ取組高は、前日比722枚減少していました。ちなみに、相場上昇時に取組高が減少した場合は、売り方投機筋のショートカバーと判断するのが良いでしょう。

こちらのチャートをご覧ください。

 こちらのチャートは、大阪白金日足になります。基本トレンドを演じるのは、始値と終値です。高値・安値は、内部要因によるものが大半であり、そこは意識しなくて良いでしょう。

 4月8日始値4156円であり、徐々に下値を切り上げているのがお分かりになると思います。一方、上値は4400円前後と横向きになっており、基本三角持ち合い継続中ということになります。

 ただし、昨日もお伝えしたように、あと5日間時間が必要になると考えます。5日間の間に反発したとしても、だまされる可能性がありますので注意しておきましょう。

 さて、三角持ち合いには3パターンあります。上昇型は、下値を切り上げ、上値は横向きとなっているケースです。下降型は、上値を切り下げて、下値が横向きになっているケースです。均衡型は、上値切り下げ、下値切り上げるケースです。当然、今の大阪白金は、上昇型のパターンです。

そのように考えると、全てが腑に落ちます。

 よって、引き続き4300円~4500円レンジを意識し、買いスタンス継続とします。ドル円次第では、4600円も期待しております。

【日経225】

 日経225は、本日堅調に推移しました。明日は、5月限のマイナーSQ日であり、明日までは様子見たいと思います。

 先月から再三指摘しているように、大底は打っていると判断していますが、37000円台を買うべきか、様子見るべきか、やや迷っております。

 よって、明日のSQ値で転換する可能性もあるため、慎重に見ていきたいと思います。

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