今朝方のFOMCからオランダ下院選での私のイメージが異なってしまいました。私のイメージでは、FOMCで買われるものの、オランダの下院選が無難に通過し、東京金は売られるといったイメージでした。今朝方FOMCで0.25%利上げし、オランダで与党が第一党を維持し勝利したにもかかわらず、NY金の時間外取引では1230ドルに迫る勢いで買われました。
ただし、私の方針に変わりはありません。大きな流れは、昨年の11月半ばから今年の3月初旬までに上昇相場は終了し、3月初旬から下降相場に移行したと考えております。その理由としましては、やはり米国が年3回の利上げを行うという事にあります。つまり、あと2回の利上げを行うという事ですが、6月の利上げの可能性がある限り、NY金の上値は重くなると予想しております。むしろ、NY金の安値を売らせ、既に3回の利上げを織り込むほうが下がりにくくなり、その水準から買うのならば心配はないと考えます。(値段は関係なく)3回が2回の可能性になった場合、NY金は1300ドルへ向けて上昇することも予想できます。ただし、ここから1300ドルまで上昇し、ドル円が下落した場合、東京金はどのくらい上がるのか、そのわずかな上昇を取りに行くのか、私はできません。この1300ドルは、年3回から2回・1回の利上げに引き下げた価格と私は判断しております。そういった状況にならない限りは、上値限定的と考えております。
昨年や一昨年は、既に年初から年4回の利上げ、若しくは年3回の利上げとFRBが伝え、昨年はNY金1370ドル台を7月につけ、一昨年は1300ドル前半を年明けにつけ、両方ともに12月まで下げました。ただし、今年は違います。既に3月に利上げを実施、あと3回中、2回の利上げの可能性があるため、NY金をわざわざ慌てて買う必要性はなくなったと考えます。
それ以外にフランス大統領選を控えているとしましても、再三述べていますようにEU離脱に直接関係はありません。むしろ、そういった内容を今の価格で織り込みに動いているようにも思えます。そのため、本日のようにNY市場が大幅に上昇したところは、売りを考えていくのが良いでしょう。
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