米国の国際貿易裁判所は28日、トランプ政権が発動した関税措置のうち『国際緊急経済権限法』を根拠にした措置について、法律が大統領に与えた権限を越えているなどとして、差し止めを命じました。当然、トランプ政権側は判決を不服として既に上訴したようです。
この報道により、ドル円は146.20円台まで反発、NYダウ時間外は500ドル以上上昇しています。
日本時間午前3時に公表したFOMC議事録(5月6日-7日)では、『不確実性の中で慎重なアプローチが適切』と利下げに慎重な姿勢を見せていたようです。
【大証金】
大証金は、意外に堅調な動きを見せました。本日会員サイトでは、15350円以下は買い拾われやすいと指摘し、ストップロスを前日安値15342円から1円下げて15341円以下とコメントしました。結果、10時17分に15348円まで下げたものの、15419円で取引終了しました。この繰り返しになります。一度失敗したからと言って、見送ると、チャンスを取り逃すことになります。何度も繰り返すことが重要であり、許容範囲の枚数で臨むのが良いと考えます。
大阪金は、買い方針継続です。私自身、先週から15300円~15600円レンジを予想していました。そのような動きが続いております。なぜこのレンジを予想したかは、昨日のコメントをご覧ください。
https://first-traders.com/metal/17469/
昨日も伝えましたが、このまま一定のレンジで動くはずはありません。当然、時間が経てば上下の値幅が拡大することが予想できます。それを察知するために、前日高値・安値と当日終値が重要になってきます。
常に相場が動き出したことに気づくようにしていきましょう。
【大阪白金】
大阪白金は、4800円を上回ってきました。本日の大阪市場を見ますと、まとまった売り方の買戻しが散発していたように思います。本日は、円安に動いたということもあり、新規買いというよりは買戻しによる反発と考えます。
〈NYプラチナと現物価格との関係性〉
17時15分時点のNYプラチナ価格は1079.7ドルに対し、現物価格は1080.7ドルで推移しています。繰り返しになりますが、現物市場は堅調に推移していますが、NY市場の伸びが感じられません。おそらく、NY市場で投機筋の新規売りも入っている可能性があります。
ただし、あくまでも現物価格が基準です。現物価格が堅調である他、円高に動きにくくなっている状況で、大阪白金が売り叩かれるとも思いません。
〈明日の終値に注目〉
明日が一つポイントになります。本日は、前日高値4766円を上回って終えたため、明日は前週高値4780円を上回って終えることができるか重要になります。上回って終えることができれば、来週もう一段高が期待できます。相場が上方向に動きたがっている場合は、4780円を必然的に上回ることでしょう。そのことだけは、確認しておきましょう。仮に上回ることができなければ、レンジ下限のみ切り上げて考えるのが良いでしょう。
よって、引き続き4600円~4850円レンジを意識し買いスタンス継続、明日4780円以上で終えることができれば、レンジ上限を4900円に引き上げて考えたいと思います。
【日経225】
日経225は、大幅反発しました。私が予想していたレンジ下限まで届かずに、38470円まで上昇してきました。会員サイトでは、昨日から37500円~38500円レンジに引き上げて、買い方針としましたが、37660円までしか下がらず、買えなかった方も多いと思います。
本日は陽線引けとなったため、基本はその陽線の安値を下回れないと考えるべきでしょう。そう解釈すると、38000円前後では買い拾われやすいと予想します。
よって、引き続き買い方針継続とします。
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